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「観た!」 TV・ビデオ・DVD篇
2002年篇

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「グレムリン Limited Box」 (DVD/ワーナー/SD34) ★★★☆☆ 
 「グレムリン」「グレムリン2新・種・誕・生」のBOX販売である。これは2作とも中古ビデオで所有していたのだが、BOX特典の”モホーク”フィギュアの出来が”あまりにも”いいため、ついつい衝動買いしてしまった。「スターウォーズ」のヨーダの原点とも言えるマペットの出来がまたいい。1作目は「チャイルド・プレイ」のようなホラーっぽい味わい、2作目はギャグのセンスが光っている。特に「ニューヨーク・ニューヨーク」のパロディーの辺りが最高。クリスマスと言えばやはりこの映画である。

「TRICK2 超完全版 2」 (DVD/テレビ朝日/PIBD7232) ★★★☆☆ 
 今回は、100%未来を予知するという女占い師の話。銀粉蝶がなかなかいい芝居をしているのだ。カルト教団っぽい雰囲気とか結構いい味をだしているのだが ねいかんせん安っぽい展開になってしまってもいる。「時間の穴」なんていうアイテムが登場しながら、結局うやむやになってしまつたり。好演している俳優・伊藤俊人はこの後没している。(ちなみに、俺と同い年。)仲間由紀恵はなんだか女優っぽく堂々としてきていて、「TRICK1」の頃のようなあやうさ、アドリブっぽさがなくなってきているのは残念なところ。全体的な演出の上でのこだわりも、今回はちょっと臭みが花についたような。

「最終兵器彼女 1」 (DVD/TFC/TBD3000) ★★☆☆☆ 
 久々によかった漫画が原作でかなりアニメ化には期待していたのだが…。やはり原作モノは難しい、ということなのであろうか。オープニングなどはなかなかだったのだけれど。(GONZOだけに?)漫画ならば1枚の絵としてあらわせるところを、アニメならではの過剰な表現と演出が台無しにしていると思う。特典映像なども、原作者の高橋しんの部分はとてもいいのに、声優本人をわざわざ駆り出して来るところは逆効果もいいところだと思うのだが、現代のアニメファンにとっては逆にうれしいところなのだろうか?1巻目はボックス仕様だったので買ったのだが、2巻以降を買うかどうか迷うところである。あ、特典としてついてきたフィギュアをどうするかも(^^;

「スターウォーズU クローンの攻撃」 (DVD/20世紀フォックス/FXBA-22545) ★★☆☆☆ 
 また話題作を発売日に買ってしまった…。これがなぜ絶賛されているのかが全然わからない。どう考えても、旧作(20年前の第1作)の方が物語りとしては優れているように思えるのだが。アメリカ映画の悪いところばかりが目立ってしまい、単なる恋愛と近親憎悪の話にしか見えないのだが。なんかCGを多用したお手軽映画に見えてしまうのはなぜだろう?ヨーダがライトセーバーで剣技を見せるシーンは賛否両論あったようだが、俺はこのシーンは大いに買う。というか、他のシーンに見所が少なすぎ。でも、一番後半の大人数による戦闘シーンはなかなか迫力が出ていたけれど。(ここから追補)て作品を観た段階での評価は★★☆☆☆だったのだが、特典ディスクを観てその評価が全然変わってしまったのだった。とにかく、特殊効果を初めとしてメイキングの内容が詳細にして豪華である。マットペインティングだと思っていた背景が模型だったり、スタントだと思っていた人物がフルCGだったり。特にCG関連はもうルーカスのお家芸ということもあって、ヨーダの作り込みと旧作との摺り合わせをきちんとしているような所は脱帽であった。このメイキング、本編よりずっといい。

「ビデオドローム」 (DVD/ユニバーサル/UJCD-34898) ★★☆☆☆ 
 伝説のディビッド・クローネンバーグ作品である。幻覚を誘発するアングラTV番組をテーマにしているが、”現実の人生とTVの中とどちらがリアルか”という、インターネットなど普及していない20年前としては斬新なテーマに取り組んでいる。DVDを探していたんだが、無かったはずである、今回が初DVD化。特撮ばかりが先行して話題になっていたのだが、内容は、苦痛系SMは「クラッシュ」、現実と幻想の区別がつかなくなるところは「イグジステンズ」と、その後のクローネンバーグ作品にも脈々と継がれているヘンタイっぷりである。この発想はまさに悪夢的。

「猿の惑星 PLANET OF THE APES」 (中古DVD/20世紀フォックス/FXBF-22080) ★★★★ 
 特にめぼしい物がなかったため、中古で購入。主役級のチンパンジー女性のメイクが、人間の顔が色濃く残っていて気に入らなかったのだが…、本編はなかなかのものである。リメイクとしては。特筆すべきは、特典ディスクの方で、これは本編よりも見所満載である。特に、猿の調教や役者の猿人としての演技の練習は、映画の中で実にうまく活かされている。ここまでやってあの自然さを出しているのか、とあらためて納得させられた次第。また、リック・ベイカーの特殊メイクについてもかなりの部分が公開されており、その部分を集めただけでも1本の作品ができそうなくらいだ。このメイク、今まであったような被り物とは一線を画していて、役者の表情の変化ほそのまま顕すことのできるような仕上がりである。メイキングの中で、リック・ベイカーは何度も”魔術師”と呼ばれているが、確かにそれだけの技量を見せつけているところが、実に凄い。これは、特典ディスクだけにでも買う価値のある作品だと思った。

「MEN IN BLACK U」 (DVD/ソニー/TSDD-32718) ★★★☆☆ 
 これは、「ターミネーター2」と同様、続編の出来のいい部類に入るだろう。第1作は、ちょっとチープな感じのするコメディといったイメージがあるのだが、本作は結構な作り込みで、最後まで飽きさせない。そのぶん、映像で”見せる”場所が多くて、台詞で笑わせるようなところが少なくなったような気がするが。メイキングの中ではリック・ベイカーが特殊メイク等の解説をしているのだが、あの「狼男アメリカン」を手がけていた頃のヒッピー然とした姿ではなく、長い髪を後ろで一本に束ね、まるで”アーティスト(芸術家)”しているのには驚きだった。

「スパイダーマン」 (DVD/ソニー/TSDD-32161) ★★☆☆☆ 
 安くなったら中古で買おうと思っていたのだが、ついつい。で、感想はと言うと、なんか今ひとつなのだった。監督のサム・ライミはもちろんあの「死霊のはらわた」でおなじみの大好きな作風なのだが、どうも今回のコレは「ダークマン」を喚起させられてしかたがない。悩んでるヒーローといい、続編を予感させるところといい。全体的には「バットマン」みたいな感じもするし。きっと新手の敵役が続々と登場するのだろう、と予感する。「スパイダーマン」と言う場、俺は日本コミックス版の平井一正・原作、作画・池上遼一のが好き。あのじめじめと陰湿でネガティブなところが日本の湿度に合っているし、必ずしもヒーローとは言えないところが。マーベルコミックスの映画化は今後も流行りそうだが、地元アメリカの熱狂はともかく、日本の体質には合わないのではないだろうか。

「A.I.」 (中古DVD/ワーナー/DL-21330) ★★★★ 
 スティーブン・スピルバーグの大ヒット作といえば、もうこれはテッパンでさして興味もなかったのだが、そろそろほとぼりも冷めたので中古で購入。いろいろな所で紹介されている文章を読むと、どうも「オズの魔法使い」ロボット版、という雰囲気だったのだが、出だしから前半はレイ・ブラッドベリばりの叙情だなあ、と思わせといて中盤はフィリップ・K・ディックの悪夢的世界…と思っていたら、結局ラストは「E.T.」的ハッピーエンドなのであった。あ、最後の最後の2000年ってとこは、やっぱりブラッドベリの「霧笛」だな。特筆すべきは、アンドロイドのジゴロ・ジョー役をした俳優だろう。この動きや台詞まわしのスマートさはまさにはまり役ではないだろうか。メイキングを見ると、主役の少年はどうもこまっしゃくれていて好きになれなかったりする(^^;。願わくは、「ホームアローン」で主役を演じた少年のように、家庭崩壊やアル中の憂き目にあわぬように。メイキングは、ロボットあり、CGありで大満足。でも140分は長すぎ。

「ガメラ THE BOX 1995-1999」 (中古DVD/大映/TDBD-2020) ★★★★ 
 先に「ガメラ2 レギオン襲来」を観て、何となく他の平成ガメラシリーズも観たくなった。で、実はそれを定価で買って見た翌日に中古屋で半額で打っているのを見てしまい(^^;どうせなら中古でもと思ったのだが、よくよく考えてみればこのテの特撮を買うのはよっぽどのマニアなわけで、そんなマニアが手放すはずもなく。仕方ないので他の2作品も定価で買おうかと思ったところで、中古BOXを発見。特典画像にはあまり興味がないので(中古とはいえ)かえって割高になってしまうのだが、まあいいか、と思い切って購入した次第。
「ガメラ 大怪獣空中決戦」
 もう伝説となっている、ギャオスが東京タワーを止まり木にしているシーン、あれはやっぱり格好よかった。後半になってギャオスと呼称されるまで、ずっと「鳥」と呼ばれているのもリアリティーがあっていい。ペレットだとか、共食いだとか、生物学の知識をちらちらさせるのも。ただ、ガメラがくるくる回りながら飛行するのだけはやめた方がよかったのでは?いくらなんでもオリジナル重視しすぎ。タイトルの「大怪獣空中決戦」というのも、懐かしい空気ではあるが、あまり現代にそぐわないような気がした。
「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」
 平成ガメラシリーズ、第三作にして最終話。のはずだが、続編が作られたらBOX買った意味がなくなってしまうので、ちょっと心配(^^;。少女と怪獣の交感、というテーマは、ガメラ第1作からあまり好きではない。人間の味方、という考え方も。本作では、冒頭から人間側に被害でまくりで、これでこそ怪獣映画、とおおいに溜飲を下げたものである。やっぱり、これくらいの物的・人的被害は予想されていることで。生々しく残酷な現実、というのがよく表されていると思った。でも、最後はやっぱり人間の味方してしまうのが残念…。神話的背景をもちこんだのは新機軸なのかもしれないが、結局は人類への警鐘と自然保護でまとめてしまうのは、どうかと思う。宮崎駿じゃないんだから(苦笑)。ラストシーンでの、ギャオスの群れが大挙して押し寄せてくる絶望的なイメージは、やはり怪獣映画というものが暗く、重々しいものだと再確認させてくれる。
「特典映像」
 特典映像だけでDISK2枚になっているのだが、残念ながら、バックステージクリップしか見所なし…。

「五条霊戦記」 (中古DVD/パイオニア/PIBD-1025) ★★★★ 
 いや、ばかにしていたのだが、これがなかなかに良かったのである。予告編など観ていたら、CGをバリバリ使ったサイキック・ウォーズものなのだとばかり思っていたのだが、全然骨太な物語。主演もいい。浅野忠信永瀬正敏という二大スターに全然ひけをとらない隆大介の存在感。ただ単に「大きいから弁慶役」だったわけではないのだね。この作品は、誰が何と言おうと彼のものである。時代考証等は結構雑にしているのだろうが、そこが現代の猥雑さと通じる雰囲気を醸し出して、「陰陽師」とはまた違った時代感を出している。呪術に関わるシーンに、ちゃんとした手順を踏んでいるところに感心した。なんでこんなとこに凝るかなあ、と(笑)。

「ガメラ2 レギオン襲来」 (DVD/大映/DABY-0007) ★★★☆☆ 
 平成ガメラシリーズ第2弾。テレビ放映もされていたのだが、ずっと見逃してきたのである。全編100分のうち、北海道・札幌が舞台になっているのがほぼ3分の2を占め、自分の見知っている場所が写ったり、”壊されたり”するのが、たまらなくうれしい。ただし、この作品、本編(ドラマ部分)が異常に長く、特撮の部分の比重が(本当に異常と思えるほど)低くなっている。そのぶん、人間ドラマは練り込まれてはいるのだが、特撮映画を観るという本文とは著しく外れているような…。随所に”日本的浪花節的”台詞が盛り込まれていたりして、たぶん少年少女たちには伝わらなかったことだろうな。まるで自衛隊の広報映画みたいだし。ま、それはそれで楽しめたんだが、リアルで。水野美紀が結構いい、とか、藤谷文子はやっぱり演技が…(以下自粛)と再認識したりして。ガメラのプラズマ火球を吐くシーンは結構格好良いんだが、なんか「逆襲のシャア」みたいにエネルギーが集まったのを腹がパックリ割れて発射するってのは…全然いただけないが…。でも、やっぱりゴジラ映画よりもガメラ映画の方が特撮ファンの評価が高いのはなんとなくわかる気がする。

「ほしのこえ」 (DVD/MANGAZOO/MZDV-0001) ★★★★★ 
 先日テレビ放映されているのを観て、これはどうあっても買ってきちんと観なければ、ということでインターネット通販で購入。インディーズに近いということか?それでも購入手段があるのだから、インターネットはやっぱり便利だ。で、じっくりと腰を据えて観てみると、これがまた実にいい!25分間と時間こそ短いものの、しっかり作り込まれている(時々アレみたいなんだが…)上に、SF的設定も実に俺好みなのである。特に最後に近いところで語られる、主役二人のモノローグ。レイ・ブラッドベリ「霧笛」に出てくるような、散文詩のような語りが、こう切なくてたまらなくいい!ああ、設定こそハードSFだが、やっぱりこれは恋愛と憧憬と郷愁の話なのだなあ…としみじみ思った。特典映像の中で制作した新海誠氏がいろいろと話しているのだが、予想に反して(^^;実に好青年である。ちょっと三谷幸喜に似てたりして。封入されているブックレットも読み応えあるし、特典映像の中の動画コンテがまた、なるほどねぇ…という作りなのだ。自分でアニメを作ってみたいと思っている人などには絶対のお奨め作品である。ただ、デフォルトでの音声が声優版なのは、ちょっと。オリジナルの音声の方が、俺は好きだな。

「UH3 宇多田ヒカル」 (DVD/東芝EMI/TOBF-5170) ★★☆☆☆ 
 宇多田ヒカルのビデオ・クリップとそのメイキング集。発売間もなく話題になっているので試しに買ってみたが、残念ながら俺の趣味には合わなかった。こういう雰囲気のが好きな人も大勢いるのだろうが…。「travelling」は凄い楽曲だと思うんだが、その割にヒットするまでには結びつかず残念に思っていたものだが、このクリップはちょっとやり過ぎ、という感じである。ディレクターにして現・ダンナの紀里谷和明氏については某所でも触れたのだが、こういうのが現代的感性というのであれば、これは長続きしないのでは、と思った。亜流はいくらでもつくれるだろうが(^^;この紀里谷氏、初めはオーケンこと大槻ケンヂ氏みたいな風貌だと思っていたら、徐々に小室哲哉化していくではないか。何かふくむところでもあったのだろうか?ま、宇多田ヒカルがだんだんと色気づいていく過程が(^^;フィルムに記録されているということで、恋する二人には記念アルバム的な作品ってことで。

「BOHEMIAN SUMMER 2000 宇多田ヒカル」 (DVD/東芝EMI/TOBF-5060) ★★☆☆☆ 
 なぜ手元にあるのかわからない(^^;たぶん何か別のDVDと一緒に購入したのだとは思うが。2年前の宇多田ヒカルはまだまだ初々しくて素人臭さが抜けきれず、大人数の前で舞い上がっているオネーチャンみたいである。二の腕なんてぷにぷにしてるし(笑)。歌唱力があるのかどうかはわからないが、あのファルセットに抜ける声は確かに魅力的ではある。J−POPにHIP-POP全盛をもたらしたという貢献度も高いだろうし。楽曲にはいいものもたくさんあるのだが、どちらかと言えばシングルとして一般に聞かれるような耳障りのいい曲ではないほうが、彼女の真の歌唱力が表れているのではないか、などとも思う。ゲストに素晴らしい海外ミュージシャンを読んでいるのだが、日本の若者には全然ピンときていない、そのピントのズレ加減がたまらなくおかしかった。

「バック・トゥ・ザ・フューチャーV」 (DVD/ユニバーサル/UJSD-01040) ★★★★ 
 第3作目にして最後は、西部劇である!今まで現代、未来、と結構描きやすい設定ではあったろうが、今度は時代考証等、かなり頭を悩ませたに違いない。そのぶんストーリーも練りこまれていて、単なるタイムマシンものにとどまらず、ちゃんと西部開拓時代のエピソードとして楽しめる。3作品の中では一番の活劇、と言えるだろう。電力もない時代にどうやって時速140Kmを出すのかと(当時は)不思議だったが、その問題もうまくクリアしつつ、時代らしさを出している。もしもUとVが逆の順序で作られていたら、これほどの収まりのいいシリーズにはならなかっただろう。ハッピーエンドでうまく収拾し、シリーズ全体を収束させた物語展開だった。

「バック・トゥ・ザ・フューチャーU」 (DVD/ユニバーサル/UJSD-01040) ★★★☆☆ 
 中途半端な未来の姿を見せるのが今ひとつ気に入らないのだが…。もう一度前作と同じ過去に戻って、前作と同じ場面に遭遇するというアイディアは面白い。同じ時空間に存在するというパラドックスはこの際無視するとして(^^;、あの時の場面の更に裏側があった、というような種あかし的な要素は実に楽しめる。こういったこみいった設定を小説などで読んでも頭が混乱するばかりだが、やはり映像で見せられると位置関係や人間関係がはっきりわかるから不思議だ。この構成、どうやって思いついたのか、またどうやって整合性をとったのか、感心してしまった。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 (DVD/ユニバーサル/UJSD-01040) ★★★★ 
 「コンプリート・トリロジー」のDISC1。輝かしい第1作である。設定された時代が1985年ということで、すでに15年も前の作品であるが、作中で描かれているテーマや面白さは輝きを失せてはいない。やはり、面白いものは面白いのである。恋に冒険、活劇と、様々な要素を全て包括している、実にアメリカらしい映画といえるだろう。今回はトリロジーということで三部作を一気に揃えられてうれしい。…と思っていたのだが…。特典部分の未公開シーンとNG集が、どう観ても画像と音声にズレがあるのである。本編は大丈夫なのだが。念のためDISC2とDISC3もチェックしてみたが、やはりズレが。これはちょっと、興ざめである。

「エクソシスト2」 (DVD/ワーナーホームビデオ/DL-01023) ★★★☆☆ 
 衝撃の第1作は良かったんだが、続編に名作無し…。でも、これはこれでなかなか深みのある物語だったんだけど。テーマ曲が、なんか「ナウシカ」みたいで気になるんだけど(^^;このあと、リーガン役のリンダ・ブレアはどんどんあばずれになっちゃって、ロックスターと同棲していたんじゃなかったかな?猛獣をペットとして飼ってヌーディスト生活だったと何かで聞いたような気が。女囚モノの映画に出てたはずだが。この作品も第1作同様、キリスト教圏の国々では相当ショッキングだったんじゃないか、と思う。神への冒涜に等しい描写や、土着の宗教と融和した原始キリスト教みたいな場面もあるし。物語自体は構成も含めてわかりやすくなっているんだけど、善と悪のせめぎ合い、みたいなテーマにもっていったのは「オーメン」の影響では?などとも。続く「エクソシスト3」が正当な続編だ、みたいに言われているが、その作品は中古ビデオで所有している。確かにいいっ!オカルト味を抜いても、ドキッとするようなシーンもあるし。

「ほしのこえ」 (TV) ★★★★ 
 再放送となっていたからたぶん以前にもTV放映していたのだと重う。そう言えば、どこかで観たような気も。知っている人には、何を今更、と言われるのだろうが良かった!最終兵器彼女エヴァンゲリオントップをねらえを会わせたような雰囲気なのだが、もの悲しい気持ちに浸れるという点では一級の作品である。宇宙空間と地上での時空を越えた”超”遠距離恋愛。1時間に満たない作品だったのでなんだかパイロット版のようなダイジェストのような感じだったのだが、慌てて検索してみると、デジタルでの小品である。これは、DVDも入手せねばなるまい(^^;同様のテーマや悲しみを描いたSFとして、1971年に発表された「美亜へ贈る真珠」梶尾真治)を挙げておく。これもとてつもなく切ない話である。

「マクロス20周年プレミアムコレクション」 (DVD/バンダイビジュアル/BCBA-1286) ★★☆☆☆ 
 ガンダムに続いてマクロスが20周年だそうだ。一番初めと劇場版の〜プラスしか観ていなかったのだが、懐かしくて購入。TVシリーズのオープニングとエンディングも集録されていて、なかなかお得感はある。マクロスの航跡を曳航して飛んでいくミサイルの描写や米国の戦闘機が変形してロボットになるというアイディアなど、当時はかなり衝撃を受けたものである。日曜の午後2時という中途半端な時間の放映ということもあって、かなり観ていた覚えもあるのだ。先年だったか、韓国(だったと重う)に下請けに出した回が深夜放映されているのをたまたま観たのだが、そのあまりと言えばあんまのな出来に慄然としたものである。そうそう、デストロイド・モンスター、プラモで作ったっけ。生まれて初めてプラモに塗装したのね、それ。

「ジェヴォーダンの獣」 (DVD/日活/DVF-40) ★★★☆☆ 
 DVD情報誌にこの”獣”のデザイン画が出ていたのを見て、未知動物ものなのか、超常現象ものなのか判然となかったのだが、たまたま見つけたので購入。ただし…。これは明らかに「ジャケットにだまされた!」という感想。あのジャケットを見れば、当然主要人物がチームを組んで”獣”退治に向かうもの、と思うだろうが実は…という感じで。フランス映画らしくというか何というか、おまけにもならないようなラブロマンスが鼻につくのだが、どうしてどうして、アクションシーンはかなり見応えがある。賛否両論あるだろうが、多用されるストップモーションもかなり効果的だとオケは思うのだが。これ、日本映画でいうと、「八つ墓村」って感じがするのは俺だけ?

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」 (中古ビデオ) ★★☆☆☆ 
 一時期話題だったものだが、あまりに有名になりすぎてネタバレしてしまった感がある。DVDで買おうか迷っていたのだが、結局中古ビデオで購入が正解だったようだ。ギキュメンタリー方式という手法は一応の成功を見ているのだが、恐怖感でいえば、やっぱり今ひちつだろう。実験映画という見方ならば…という感じ。当mokichi.comにパロディページが…(^^;

「ヘル・オブ・ザ・リビングデッド」 (DVD/マグネット/BBBF-1889) ☆☆☆☆ 
 ゾンビものということで結構期待していたりしたんだが、見事に裏切られた。しかも、悪い意味で(^^;どっかで聞いた音楽だなと思えば、あの「ゾンビ」ゴブリンが音楽を担当している。内容は「サンゲリア2」と同じような感じで、結末も尻つぼみ。第一ゾンビが怖くない。しかも、パプア・ニューギニアかどっかが舞台なのだが、現地の自然や動物、原住民の風習や葬礼のほとんどがバンク・フィルムで、何かのドキュメンタリー番組の使い廻し。そこだけ画質が古くなるので見え見えである。イタリアとスペインの合作ということだが、本家にあやかっているのが見え見えで興ざめした。

「千と千尋の神隠し」 (DVD/ブエナビスタ/VWDZ8036) ★★★☆☆ 
 話題作である。色ズレしてるとか、音飛びしてるとか(^^;いつもの宮崎駿作品の自然回帰説教メッセージがないのが心地よいなあ、と思いつつ観ていたが、最後の最後になんとなくそんな匂いがしてきて滅入った。とはいうものの、いつものゲージュツっぽさはあまりなく、「ルパン三世・カリオストロの城」みたいに、架空の空間の広がりょ感じさせるところはなかなかいい感じ。登場人物にあまり魅力を感じないのは、果たして俺だけなのだろうか。特に等身など、現実の人間に近いキャラクターづくりが、どうにも。テーマ性が低くて低年齢の子供にも何が何だかわからないが楽しめる、という作りになっているとは思うのだが。今更ながらに、セルアニメならではの動きの妙も楽しめたし。要するにこの物語、”マヨイガ”伝承なのな。柳田国男の「遠野物語」、読むべし。

「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 最終版」 (DVD/マグネット/BBBF-1675) ★★★☆☆ 
 あれ?聞いたことないなあ、と思いつつ慌てて購入。ジョージ・A・ロメロのあまりにも有名なアノ作品の「1998年バージョン」と「最終版(30周年記念ヴァージョン)」を同時に収録している。ビデオはアメリカで買ったのだが(^^;、本作は日本語吹き替え部分もあり、重複はするものの未公開シーンなどを考えると、買ってよかったと言えるかもしれない。ただ、新たに撮り下ろしたエンディングは宗教色も入っていて、必要がなかったかも。特典映像にメイキングが入っているのだが、ただただ冗長にどうでもいいシーンが延々流れるだけ。まあ、コアなファンにはたまらないところなんだろうが。それにしても、30周年!である。その後のゾンビもののの全てに影響を与えたことを考えると、まさに感無量。

「殺し屋1 特別プレミアム版」 (DVD/パイオニアLCD/PIBD-1168) ☆☆☆☆ 
 主演は誰なのか?本来の主役はほとんど影が薄れてしまって、浅野忠信”だけ”にスポットが当たっている映画。みんながみんな、(劇中でもそれ以外でも)浅野に気を遣っているような感じがして、どうにも…。やられ役をこんなに格好よく撮ろうとしてどうするつもりだったのか。名の通った俳優を起用したのは大失敗だったのではないだろうか?若手俳優を育てようという気概の全然見えてこない。原作の面白さや雰囲気の10分の1も伝えきれてはいないし、これならば作らないほうがましだっただろう。残念。

「卍」 (DVD/東映/DSTD2059) ☆☆☆☆☆ 
 谷崎潤一郎原作である。というわけで、どれだけ「文芸」しているかと思って観たら、なんかわからない、フランス映画のような趣であった。性的なシーンもあるにはあるが、特に扇情的とも思えないし、冒頭のシーンも現実味がなくツクリモノ臭いし。こんな脚本をベテラン俳優達が大真面目にやっているのがおかしいやら、かなしいやら。あ、でも、これを舞台劇として演じたら面白いかも知れない、とは思った。つかこうへい「熱海殺人事件」みたいなノリで。

「TRICK2超完全版 1」 (DVD/テレビ朝日/PIBD7231) ★★★☆☆ 
 あのテレビドラマ「TRICK」の続編。主題歌である鬼束ちひろ「月光」が大ヒットしたために注目された部分の大きいのではないだろうか。個人的には随所に光るギャグのセンスと独特の間が好きだったので、今回の続編はBOXで買ってみることにした。第1の事件は「六つ墓村を舞台とした殺人事件のトリックを暴くもので、もちろん随所に横溝正史のテイストがプンプンしている。ロケーションもよく、寒村でのどろどろした土着的な雰囲気もよく出ている。主役の仲間由紀恵阿部寛は役柄もよくこなれてきていて、掛け合いもスムーズになっているのだが、前編の頃のようなちぐはぐな雰囲気も好きだったのだが…、ちょっと残念。トリック自体には目新しさはないが、これだけのネタであれば映画版として制作しても十分というだけのものを凝縮しているところがミソ、か。脇役の堀つかさ、(芝居はともかく)キラリと光る可愛らしさが印象的であった。

「ブレイド」 (DVD/ポニーキャニオン/PCBH-50043) ★★★☆☆ 
 続編の「ブレイド2」が劇場公開されるということで、いろいろなところで紹介されている第1作。要は、「吸血鬼ハンターD」(菊池秀行)の海外版みたいなもの、か。続編の方は「マトリックス」ばりのアクションだとかで、期待して本作を買おうと思ったはいいが、近所ではどこにも売っていない。結局、往復1時間かけて買いに行った。無いとなると見たくなるのが刃傷、というもの。物語冒頭の戦闘シーン、吸血鬼の死ぬ場面の処理が斬新でよかったのだが、その勢いは残念ながら最後まで続かず。ちょっと尻詰まりになってしまった感が。メイキングの中で、完成作には使われなかったシーンが幾つかとうじょうするが、制作者の意図は正しい。当初の予定どおりだったら、チャチでアメコミそのものの作品に終わっていただろう。まさに英断、である。しかし、メイキングに特殊処理やCGについて一切触れていないのは納得できないものがある。吸血鬼が一瞬で灰になってしまうシーンなど、「インビジブル」などよりもよっぽり巧くできているのだが。

「陰陽師」 (DVD/東宝/TDV2653D) ★★☆☆☆ 
 「ハリーポッターと賢者の石」と併せて、東西の魔法合戦、という感じで観たのだが…残念ながら期待ほどではなかった。CGを駆使した平安京の再現は見るべきものがあったのだが、いかんせん、原作の出来があまりにもよかったもので、それと映像とのギャップが大きすぎる。特に、楽しみにしていた”式神”の映像化は。主役・安倍晴明役の野村萬斎は結構いい。特に、声色をいろいろと使い分けることができるので、原作にあるような年齢不詳の感じがよく出ている。顔も平安顔だし(^^;また、敵役・道尊を演じた真田広之はさすが!という感じの演技であった。アクション俳優の肩書きばかりが頭にあったのだが、一人芝居の巧さは特筆ものである。ただ、道尊のペットの鳥の式神は、どう見てもラドンで、なんか東宝東和、という感じでいただけないのであった。

「イーハトーブ幻想・kenjiの春」 (DVD/バンダイ/BCBA-1075) ★★☆☆☆ 
 1996年、宮沢賢治生誕100周年を記念してアニメ化テレビ放送された作品。アニメ映画「銀河鉄道の夜」(これは名作だったなあ…。)で知られている、ますむらひろしのデザインによる猫の姿でキャラクターが全て描かれているため、同時期に映画公開された実写版のような生々しさはないだろう…と予想していたのだが、結構どろどろした感じで、子供には理解できなかったに違いない。この頃は、「銀河鉄道の夜」どころか宮沢賢治の名前さえ知らない子供のほうが多いのだから。作品に登場する様々なエピソードは、賢治の作品と生涯についてある程度の知識がなければ何のことなのか理解できないことばかり。同性愛的な感情とか、近親相姦的愛情とか。親子で見るには、アニメ「セロ弾きのコーシュ」あたりが無難だろう。

「ウォーターボーイズ」 (DVD/東宝/TDV2640D) ★★★★ 
 日本映画もまだまだ捨てたものじゃないな…とこの頃思わされる。暗くじめじめした風土を描くのが日本映画の全てではないのだ。本作のようにカラっと爽やかなコメディだって作れるのだから。物語自体はありきたりな展開、と行っていいのだろうが、結末には爽やかなカタルシスが待っている。観て良かったと思わせる映画だ。もう20年以上も前に故・相米慎二監督の「翔んだカップル」を観た時のような、切なくやるせない感じも、あれはあれで”青春”っぽいのだろうが。今回気になったキャストは、文化祭実行委員長・伊丹弥生役の 秋定里穂。美人というけではないし、役所も委員長のステロタイプなのだが、ちょっと気になる存在感。それにしても、本編の2倍あるメイキングって…(^^;

「APOLLO13」 (DVD/ユニバーサル/BUD-29954) ★★★★★ 
 感動の名作である。メイキングの中でも語られていたが、歴史的”事実”を後世に伝えるという意味でも、意義のある一作。アポロ13号のクルーよりも、主席管制官の苦悩に演技の光る部分を見た。それにしても、無重力状態のシーン撮影に、実際に放物線落下する飛行機で無重力状態を作り出して撮影していたとは。なるほど、それであんなにリアルな画が撮れたわけだ。この映画、アポロ13号の帰還を扱った記録ドキュメンタリーと一緒に観ると尚更良いだろう。

「ハリーポッターと賢者の石」 (DVD/ワーナー/DL-22659) ★★☆☆☆ 
 堂々の鳴り物入りで発売されたのだが、残念ながら期待はずれであった。美術的には確かに美しい仕上がりになっているのだが、いかんせん原作に忠実すぎて、すべてのシーンが”予想通りの絵”になってしまっている。これは、ゲームを先にしていたからでもあるのだが、やはりこれだけの長大で深い物語を152分とはいえ1本の中に詰め込むのは難しいのか。海外では原作のイメージを損なわないというのが通例だから、そこから踏み出すことはためらわれたのかも知れない。もともと、世界中のファンの子供達のイメージを壊さないためにもそうする必要があったのかも。とにかく個人的には期待ハズレで、スターウォーズ エピソード1の時に感じたのと同様、こじんまりとまとめすぎ、という感じ。映像特典ディスクも「賢者の石」探しのゲーム仕立てになっているのだが、ダイアゴン横町で魔法の杖を選ぶ際。なんどリセットしてもハングアップして先に進めない…(^^;

「有楽町で逢いましょう aiko」 (DVD/ポニーキャニオン/PCBP50545) ★★★☆☆ 
 キュート、であった。決して美人ではないのだが、どこか愛嬌があって動作のひとつひとつに可愛らしさがある。こういうタイプに弱いというわけでもないのだが。そもそもなぜaikoのDVDを買う気になつたのかがわからないのだが、たぶんテレビの歌番組でチラっと見た時に、たまたまスカートをはいている姿で、ああこの人スカートは似合わないなあ、とか思ったのが結構記憶に残っている。この伸びる声は好き。曲調が上へ下への大騒ぎなのも。だが…やはり大阪弁にはなじめないなあ(^^;。

「VERSUS」 (DVD/ケイエスエス/KSXD24308) ★★★★★ 
 これは凄い!堂々の五つ星である。ホラー系のムックで、ゾンビものとして紹介されていて、「とにかく闘う話」とは知っていたが、これほどのものとは思わなかった。無名のキャスト、無名のスタッフでここまでできるものなのか。多分に「マトリックス」を意識して(ギャグも含めて)いる部分もあるのだが、全体的には「ハイランダー」という所か。前半に登場するゾンビの描写がいい。凄くいい!中盤から変に特殊メイクを意識したゾンビはなんかアリキタリでつまらないのだけれど(^^;役者もそれぞれに味があるのだが、なんか浅野忠信松田優作の影響が強く見てとれて、そこだけはいただけない。主役・坂口拓のなんかイカガワシイところは好き。特殊効果はもちろんだが、ワイヤーアクションもカメラワークも凝っていて、これは日本映画として誇れるものになるだろう。もっとたくさんの人に知られてもいいはずなんだが(^^;なんか安っぽく感じられるところや劇団っぽい芝居を見ていると、香港あたりで現地の人間でリメイクも簡単にできそうだ。結末のドンデン返しも、これはこれでよし!という感じ。あ、助演の女優・三坂知絵子なんだが…可愛いよ、うん。だけどアップじゃない方が…(^^;

「トゥームレイダー」 (DVD/TOWA/PIBF-7295) ★★★★ 
 話題作。面白かった。「インディジョーンズ」ものの主人公を女性にしたような。ゲーム版が映画化されるほど評判がいいとは知らなかったが。確かセガ・サターン版でソフトは持っているのだが、1度しかプレイしていない。面白いんだか、どうだか。VFXの凝りかげんもさることながら、主人公役のアンジェリーナ・ジョリーのアクション俳優としての資質には脱帽。「MATRIX」といい「MI2」といい、俳優がスタントなしで自分で演じるのが当たり前になりつつあるのか。ただ、このアンジェリーナ、前髪を垂らした顔が角度によってマイケル・ジャクソンに似て見えるのがちょっと嫌(^^;

「ELECTRIC DRAGON 80000V」 (DVD/TOSHIBA/PIPD-7079) ★★☆☆☆ 
 浅野忠信永瀬正敏という若手2大スターの競演。とは言え、この2人くらいしか映画界での若手スターは思い浮かばないところがちょっと寂しい気もかるのだが、日本映画界の衰退ぶりを考えると。モノクローム映像のため独特の雰囲気をもってはいるものの、なんとなく実験映画的なまとまりをしているところが残念。「鉄男」みたいな感じ?

機動戦士ガンダム/第08MS小隊−ミラーズ・リポート− (DVD/EMOTION/BCBA-1064) ☆☆☆☆ 
 これは期待はずれ。がっかり(^^;。元々OVAで8巻まで出されていたものを編集したものだ(そうだ)が、元が完結したものでなかっただけに、後味の悪い出来となってしまっている。まあ、そんな来歴のあるものだと知らずに買って観た俺が一番悪いのだが。これが劇場版で公開されたというのが、まず信じられないことである。所詮は併映作品の悲しさ、だろうか。同様にOVA版を編集した「機動戦士ガンダム0083−ジオンの残光−」の出来が良かっただけに残念である。

「ブレインデッド」 (DVD/パイオニアLDC/PIBF-1403) ★★★★ 
 いつもレンタルビデオのホラーコーナーで見かけていつかは観たいと思っていた(^^;作品。ファンタスティック映画祭関係では結構評判が高かったようだし、大好きなゾンビもの。それがなぜ今DVD化?と思ったが、監督のピーター・ジャクソンは劇場公開される「ロード・オブ・リング」(原作「指輪物語」)も撮っていたのだな。予告編の中で「バッド・テイスト」と謳い、「スプラッター・ホラー・コメディー」と紹介されるこの作品、確かに怖いシーンよりも笑えるシーンが満載である。また、過去のホラー映画へのオマージュらしきものもちらほら。ゾンビ・ベイビーの動きは「チャイルド・プレイ」のチャッキー人形。バラバラに解体したゾンビをディスポーザーにかけるのは「グレムリン」。巨大化する母親ゾンビは「トワイライト・ゾーン」のクリーチャー。上半身・下半身死に別れ(^^;は「バタリアン2」。活性化したゾンビが土中から飛び出してくるのは「ビートルジュース」。芝刈り機でゾンビを肉片に変えていくのは「悪魔のいけにえ」。そして、主人公のコミカルな演技と全体の雰囲気は、やはり「死霊のはらわた」の影響が一番大きいだろう。残酷なシーンもあるにはあるが、どうしても”笑い”の方に意識が行ってしまうため、現実味が薄く安心して観ていられる。これは、舞台劇にしても面白いのではないだろうか、「ロッキーホラー・ショウ」みたいに。それにしても、凄い血糊の量…(笑)。

「若い広場 オフコースの世界」 (DVD/NHKソフトウェア/TOBH-7038) ★★★★★ 
 20年前にNHK教育テレビで観た番組の採録。アルバム「over」の製作過程を追ったドキュメンタリーである。所々でインタビューしているのが、オフコースの解散までを描いた「Give up」(角川文庫)の著者・山際淳二であった。画質はさすがに古い物だが、懐かしさも先に立って、観おえた時はじーんとしてしまった。「愛の中へ」のコーラスパートの収録シーンなど聴いていると、やはりハーモニーの凄い2人だったのだなと今更ながらに感じ入ってしまった。小貫信昭のYES-NO 小田和正ヒストリー(角川文庫)の中でもこの頃のことが描かれているが、つくづく解散したのが惜しい。もっとも、2人だけでデュオを組んでいた時のオフコースが好きだったので、その後の音に厚みを求めた時代にあまり未練はないのだが。オフコースがいなければ、高校以来音楽を続けることもなかっただろう。この番組も、学生時代に14型テレビで観たのだ。ビデオなど身の回りになかった当時を思うと、NHKよくぞ!という感じ。オフコース、なんとか再結成しないかな…。

「ジュラシックパークV」 (DVD/ソニー・ピクチャーズ・エンタテイメント/TSUD-33308) ★★★★ 
 まず、文句を。このDVD、プレステ2にセットしたら、「パレンタルレベルが設定されています」という表示が。訳がわからなくて手間取ったが、結局インターネットで調べたところ、認証されたユーザーにしか鑑賞できない仕組み、とわかった。アダルトDVDを子供に見せないための工夫らしいが、なんとも面倒なことだ。何のことだかわからなくて、観るのを断念した人も(もしかしたら)いるかもしれない。さて、本作品の内容だが、前評判ほどではないな、というのが正直な感想。登場する恐竜にしても、CGっぽいもののほうが少なく、いかにも作り物、アニマトロクス、というのが多いのだ。とはいえ、登場人物も少なくストーリー展開もシンプルで、最後まで飽きなかったけれども。どちらかというと、TVシリーズのパイロットフィルム、という感じか。次回作を作りたいという構想もあるようだが、適度に楽しめる作品としてシリーズが続いていくことになるのかも。

「バトルロワイヤル」 (DVD/東宝/DSTD02017) ★★★★ 
 発売日に買ったものの、全然観る気が起こらず放置していた1本。世間で話題になるほどの暴力や残酷の描写は全然ない。これが放送コードにひっかかるか?とは思ったものの、一番好きなビデオに「ゾンビ」を挙げる俺の感覚など参考にもなるまい。深作欣二監督作品のカラーなのだろうか、画面に入る光の具合が淡く、なんだか昔の日本映画を観ているような感じだった。しかも、音声が聞き取りづらい!なんとかならないものだろうか。これは映画館の大音量を前提としているのか?出演者だが、年齢層の低い、しかも劇団出身が多いためか、なんだか”上手い学校演劇”でも観ているような、わざとらしい台詞廻しと芝居が鼻につく部分もちらほら。その中では、主演・前田亜季の可愛らしさがひときわ目立っていた。ただし、演技力ではなくて(笑)そして、一部カルト的に知られている(^^;栗山千明も。だが、その中で最も精細を放っていたのは、やはりビートたけしだろう。役者としてそれほど上手いと思ったことはなかったのだが、この作品中での彼の演技はとにかく光っている。原作が発売されてすぐの頃、映画化されるとは思ってもみなかったが、内容の残酷さからある賞の選考委員に嫌われた、という話をメインにして売り出そうとしているその作戦がどうにも気に入らなかったものだ。機会があったら一読してみるかも知れない。

「妖獣都市」 (中古ビデオ/東宝/TH4515R) ★★☆☆☆ 
 昨年買ったが観ていなかったビデオ。菊地秀行原作作品を香港で映画化したもの。「香港魔界篇」というサブタイトルがそのまんまだ。。監督が「男達の挽歌」シリーズで有名なツイ・ハーク。そして、なぜか日本人俳優して仲代達矢が出ている。よくぞ、こんな色モノ映画に出演したものだ。蜘蛛女役で葉山麗子という女優が出ているのだが、これは、巨乳ハワイアン・アイドルという何だかわからないジャンル(笑)で売り出してすぐにヌードになった葉山レイ子なのだった。音楽が、また「Xファイル」をスローにムード歌謡にしたみたいな曲。SFXも薄っぺらで実物感がないし、ワイヤーアクションも少ないし。でも95分間、飽きずに観られるテンポの良さは、香港映画特有のものかも知れない。B級だけど。(笑)

「デモンズ」 (DVD/ビーム・エンターテイメント/CPVD-1090) ★★☆☆☆ 
 なんとなく買ってしまうのはよそう、よそうと思っていても、ついつい買ってしまった1本。もう17年も前の作品だが、超常的なものに襲われる極限状況を描く。当時、SFXなど全然発達してなくて、すべて特殊メイクの見せ所。デモンズ化していく過程も、「狼男アメリカン」のような長回しで見せている。さすがイタリアン、しかもダリオ・アルジェント製作だけあって、粘液びちゃびちゃのB級ホラーなのであった。

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