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「MATRIX REVISETED(DVD)メイキング★★★☆☆「Brother」(TV)アクション☆☆☆☆「キャッスル・フリーク」(ビデオ)ホラー☆☆☆☆「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわたV」(ビデオ)ホラー★★★★☆/「回路」(DVD)ホラー★★☆☆☆「ウルトラQ 1」(DVD)特撮★★☆☆☆「The GOSPELLERS CLIPS 1999-2001」(DVD)音楽★★☆☆☆「バーティカル・リミット」(DVD)アクション★★★★ナイト・オブ・ザ・リビング・デット 死霊創世紀」(ビデオ)ホラー★★★★★「スペース・カウボーイ」(DVD)SF★★★★アナザヘヴン/ eclipse @」(DVD)ホラー★★☆☆☆インビジブル」(DVD)ホラー★★★★☆/サンゲリア」(DVD)ホラー★★★☆☆/ミッションインポッシブル2」(DVD)アクション★★★★☆/QUIZ @」(DVD)推理★★★☆☆/スペーストラベラーズ」(DVD)アクション★★★☆☆/アナザヘブン」(DVD)ホラー☆☆☆☆/踊る大捜査線 E」(DVD)刑事★★★★★踊る大捜査線 D」(DVD)刑事★★☆☆☆/踊る大捜査線 C」(DVD)刑事★★★☆☆/踊る大捜査線 B」(DVD)刑事★★☆☆☆/踊る大捜査線 A」(DVD)刑事★★☆☆☆/ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」(DVD)刑事★★★☆☆/踊る大捜査線 @」(DVD)刑事☆☆☆☆/マッドマックス コレクションボックス」(DVD)SF★★☆☆☆/サイバーネット」(DVD)アクション★★☆☆☆/シュリ」(TV映画)アクション★★☆☆☆/TRICK D」(DVD)推理★★★★☆/TRICK C」(DVD)推理★★★☆☆/TRICK A」(DVD)推理★★☆☆☆/TRICK @」(DVD)推理★★☆☆☆/TRICK B」(DVD)推理★★☆☆☆/ケイゾク E」(DVD)刑事★★★★★ケイゾク D」(DVD)刑事★★★☆☆/ケイゾク C」(DVD)刑事★★☆☆☆/ケイゾク B」(DVD)刑事★★☆☆☆/ケイゾク A(DVD)刑事★★★☆☆/ケイゾク @」(DVD)刑事★★☆☆☆/ケイゾク 特別編デイレクターズカット.ver.」(DVD)刑事★★★★☆/湾岸署婦警物語・初夏の交通安全スペシャル」(DVD)刑事★★☆☆☆/プライベート・ライアン」(ビデオ)戦争★★★★☆/踊る大捜査線・秋の犯罪撲滅スペシャル完全版」(DVD)刑事★★★☆☆/踊る大捜査線・歳末特別警戒スペシャル完全版」(DVD)刑事★★★★☆/インディペンデンス・デイ」(TV映画)SF★★★☆☆/コンタクト」(TV映画)SF★★★★☆/STAR WARS T ファントム・メナス」(ビデオ)SF☆☆☆☆/野獣死すべし」(DVD)アクション★★★★

「MATRIX REVISITED」 (DVD/ワーナー/DL-36941) 
 映画「マトリックス」のメイキング集。本編の特典映像としてついていたメイキングと重なる部分も多いが、特殊効果等以外でも、いろいろな所にそれぞれの担当者のこだわりがうかがえる。大作を作りあげるまでの過程が詳しく紹介されている。特に、主演・キアヌ=リーブスの演技へのこだわり、完璧主義者ぶりはには役者バカを感じさせられる。思えば、スタントを使わず役者本人が武道を演じるというのは大変なものである。殺陣だけで8ヶ月もかけてリハーサルを繰り返したというのはすごい。

「Brother」 (TV) 
 「日曜洋画劇場」より。ジャンル分けが難しいが、アクションとひとくくりにしてしまった。一緒に見ていた老父が、「拳銃撃って人が死ぬだけじゃないか」と感想を漏らしていたが、その通りだと思う。カメラワーク等はヨーロッパ映画みたいなニュアンスもあってちょっと期待させられたのだが、よく見ていると20年くらい前の角川映画みたいだし。乾いた感じがいいのならば、村川透監督の松田優作映画で十分だ。あ、「甦る金狼」に空気が似ているのか?前評判がずいぶんと良かったようだが、あまり得るところのない映画(^^;。結局は、「ガイジンの見たニッポンのヤクザ」の映画に過ぎないだろう。

「キャッスル・フリーク」 (中古ビデオ) 
 失敗(^^;外箱の説明書きと写真を見ててっきりゾンビものだと思ったのだが。しかも、監督があの「死霊のしたたり ZOMBIO」のスチュアート・ゴードンだったのだ。内容は、狂った母親に幼少の頃から幽閉されて育った少年が殺人鬼に…というおきまりのパターン。しかも、最初から姿を現しているため謎の部分も全然なく、実につまらない仕上がりになってしまっている。この化け物、全裸なのだが、もちろんボカシが入っていて、実に見にくい(^^;。容姿は特殊メイクで作っているのだが、このボカシの部分はどうやって処理していたんだろう。中古ビデオでよかった、DVDなんて買ってしまっていた日にゃ…(^^;。

「キャプテン・スーパーマーケット 死霊のはらわたV」 (中古ビデオ) 
 絶対にDVD化されないだろうな…と残念に思っていたところで見つけた中古ビデオで、即購入。スプラッタホラーの時代の幕開けとなったサム・ライミの「死霊のはらわた」シリーズの第3弾。「死霊のはらわたU」は一作目のリメイクであったが、本作はその続編ということになる。「死者の書」のせいで中世に飛ばされたアッシュが悪霊軍団と闘うというお話。とは言っても、ホラーっぽいのは最初のエピソード少しだけで、あとはRPGのような剣での闘いがほとんど。ではどこが面白いのかというと、アッシュのパントマイムっぽいコミカルな演技と全編にちりばめられているギャグのセンス、である。台詞の言い回しもそうだが、ちょっとした小物やちらっと画面に映るものに遊び心が感じられて楽しい。「死霊のはらわた」一作目の頃はサム・ライミ監督も知られていなかったのだろうが、「ダークマン」しかり「クイック・アンド・デッド」しかり、飛んでいく弾丸や矢などの視点でカメラが飛んでいくアングルは目新しいものがあった。モーション・カメラと言ったっけ?なお、本作はハッピーエンドの劇場公開版であるが、日本でだけ公開されたサム・ライミ・ヴァージョンなるものがあるそうだ。それも中古販売されていたら買ってしまいそう(^^;。今外箱を見て気づいたが、この作品が「ハイパー・ギャグRPG」と紹介されている。けだし名紹介であろう。

「回路」 (DVD/クロックワークス/KWDV-12) 
 インターネットを通じて幽霊が…てな解説をいろいろなところで読んだので期待して発売日に買ったのだが。これはホラーというよりもSFに近いのではないか。冒頭の、今まで話していた相手が突然自殺してしまうシーンなどはもの凄く臨場感があって期待したのだが。結局インターネットは”ぜんっぜん”活躍しないのだった。これでは時流に乗るためにだけインターネットを使うシーンを登場させたのではと邪推(笑)されても仕方あるまい。決して嫌いな俳優ではないのだが、加藤晴彦はミスキャストだろう…。主役がほとんど喰われている。それに知り合って日の浅い女性にすぐに下の名前で呼び捨てってのも、なんか違和感あるし。特典映像の飛び降り自殺のシーンは見応え有り。まるで長回しで一気に取ったように見えるがちゃんとCG合成しているのだ。当たり前だけどね。(^^;”ラウディ・ボイス”がテーマかと思ったのになあ。

「ウルトラQ 1」 (DVD/パナソニック/BBBS-1771/) 
 いやあ、白黒はいいねえ…という訳で、懐古趣味オンリーで購入したDVDである。が、バカにできないこの映像。確かに特撮技術についてはやはり(合成など)チャチさが目立ってしまうものの、白黒の陰影の深さで表現される怪奇というのは捨てがたい魅力があるのであった。「ゴメスを倒せ!」「五郎とゴロー」「宇宙からの贈りもの」「マンモスフラワー」の4本立てで、古代怪獣ゴメス、巨大猿ゴロー、火星怪獣ナメゴン、巨大植物ジュランがそれぞれ登場する。ドラマ中の台詞などツッコミがいっぱいできるのだが、ここは童心にかえって(笑)素直に楽しんでおこう。

「The GOSPELLERS CLIPS 1999-2001」 (DVD/KI/OON/KSB5 5733) 
 もちろん、お目当ては「永遠に」「ひとり」の2曲である。、残りの曲についてはあまり知らないし、それほど心惹かれるものもない。1999年のクリップでは結構ダサい格好をしていたメンバーが2001年には凄くスタイリッシュになっていたりするのが、ギャップを感じて面白い。このぶんだと、これ以前に発表されたビデオクリップ集を見ても楽しめるかも知れない。”a cappella”で唄っている曲が少なくて残念だが、さすがに販促のクリップだけあって美しくイメージの広がる出来上がり。ただ、外国人の男女を起用しているものはいただけない。やはり日本人女性のものが見ていて現実感がある(^^;。

「バーティカル・リミット」 (DVD/コロンビア/TSDD-.0444) 
 これも流行もの。登山を舞台にといえば、シルベスター・スタローンの「クリフハンガー」が頭に浮かぶが、あれは吊ったワイヤーをデジタル処理で消す一連の処理を初めてテレビで見た作品だった。今回は結構俳優が自分の足で登っているカットが多く使われているが、なにやら「ミッション・インポッシブル2」とだぶってしまったりする。登山家をアドバイザーに招いて実際に山岳地帯で撮影しているだけあって、リアリティーは十分。たったひとりの命を救うのに4人もの命が犠牲になる…。劇中で雪庇を爆破するのにニトログリセリンが登場するが、あんなにガタガタ揺らして大丈夫だっただろうか?どうも、衝撃を与えると爆発する、というイメージがあるのだが。メイキング部分の大半は登山に関わる話なのだが、興味深い話が二つ。高山病の一種で”肺水腫”が登場する。やけにゴホゴホと咳こんでいるのだが、そういえば俺も心不全の前駆でなったとき、咳が止まらず難儀したっけ。肺に水が溜まって、そのままいくと窒息死してしまう症状。もうひとつが”脳水腫”。脳が圧迫されて、意識障害や視力障害などを引き起こすそうだが、これ、もしかしたらあの時になっていたのではないだろうか?メイキングの中で登山家が言っていたように、おれも肉体離脱の経験もしたし。その3年後には脳梗塞も起こしたし…。いずれにしろ、前評判どおりに楽しめた作品ではあった。

ナイト・オブ・ザ・リビング・デット 死霊創世紀」 (ビデオ/にっかつビデオ/F-21) 
 再観である。何度観てもいいものはいいっ!検索エンジンで探って感想を書いた文章を読んでみると、結構評価が低いのが残念。みんな勘違いしていないだろうか?本作は、ジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビング・デット」のリメイクだということを。元の作品を越えられなかった、などという感想は勘違いも甚だしいのである。モノクロで恐怖感を煽っていたB級テイストのオリジナルに”忠実に”リメイクした意図を汲んでほしいものである。ぶんぶん。何と言っても、監督がトム・サビーニ。ロメロのゾンビ映画でずっと特殊メイクを手がけていた彼の演出は、さすがにロメロのテイストをうまく生かして映像化している。”人を喰う”シーンこそ少ないものの(^^;、極限状況に置かれた人間の心理ドラマとしては大いに楽しめるものである。一見の価値有り。

「スペース・カウボーイ」 (DVD/ワーナー/DL-18722) 
 人気作を買うのは一種の賭けだが、今回は成功。極限状況、しかも逃げ場のない宇宙からの帰還というテーマは「アポロ13」でも扱っていたが、本作はフィクションであるため、さらに大胆な展開を楽しむことができる。実際に宇宙に行くまでの訓練の様子なども描写され、一度は宇宙飛行士に憧れた人間ならば興味深く観ることができるだろう。アメリカ映画によく見られる自己犠牲の姿はここでも出てくるが、後に迫ってくる最大の危機のためそれほど悲観的にとらわれないのがせめてもの救いか。ラストシーンで「Fly Me To The Moon」がかかるのもムーディで洒落た感じ。

「アナザヘブン eclipse @」 (DVD/ポニーキャニオン/PCBP-50287) 
 なかなか売っている店がなかったのだが、あえて通販で買う必要も感じずそのままになっていた作品。映画版「アナザヘヴン」が今イチだったのでどうしようかと迷ったが、とりあえず1巻のみ購入。なんだか映画版に輪をかけたようなチープな設定で、いかにもテレビ向け、という感じ。映画版とリンクした形で話しが進んでいくらしいのだが、放映時には全く興味がなかったため情報が少ない。公式ホームページもすでに終了してしまっているし女優・本上まなみが結構いい芝居をしているのが救われようか。なんだか広末涼子ににてるような気がするが。他に買う物がなければ2巻以降も買うだろう。

「インビジブル」 (DVD/コロンビア・ピクチャーズ/SDD-29085) 
 買おうか買うまいか、最後まで迷っていた作品。SFXの凄いのはテレビでの予告を観ていてもわかるのだが、ドラマ性に不安があったので。特殊効果の優れた作品だと、そっちばかりに目がいって本編のチャチなのが多いのだ。感想は、まあまあというところ。「ザ・フライ」ほどの悲哀を感じないのは、主人公がもともと癇癪持ちの変人という設定であったためだろうか。性的描写については、なるほど透明人間といえばこんな感じか、と思わせるぐらいの味付けに過ぎないし。主演のケビン・ベーコンはいい味を出している。日本の若手俳優でこんな偏執的な表情を出せるのは、織田裕二ぐらいではないか、とか感じた。透明人間が身近にいるのではないかという不安感は、「遊星からの物体X」(や「アナザ・ヘブン」(笑))を思わせるものがあった。特典部分のSFX解説がなければ購入しなかっただろう。

「サンゲリア」 (DVD/JDVD/JVDD-1022) 
 言わずと知れた、ルチオ・フルチによるゾンビ映画。日本初公開は20年も前である。ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」の大ヒットにあやかって作られたとしか思えないB級ホラーではあるが、妙に味のある作品だった。特に、冒頭の漂泊している船の中で急にゾンビが登場するシーンは夢に出てくるほど怖かったのを記憶している。ゾンビの発する声の豚のような咆吼も耳について離れない。ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」は人間が有利な立場に立つシチュエーションから始まるのだが、こちらは孤島での出来事。逃げ場もなく、その閉塞状況といったら比べるべくもない。熱帯のジャングルに埋葬されたスペイン征服者の遺体が200年も腐らずに残っているか?など野暮な疑問は呈するまい。(笑)今気づいたのだが、海に落ちたゾンビがニューヨークかどこかの港に上陸するシーンがケースの裏に載っているのだが、こんなシーンあったっけ?イタリアのゾンビ・ホラーと言えば、「マカロニ・ゾンビもの」(笑)という一ジャンルになっているが、この作品もスプラッタとエロティシズムが満載である。特に、ダイビングをする女性がトッブレスという、何の脈絡もないところが何とも言えない。ゾンビに髪を掴まれた女性が目に尖った木を突き刺されるあのシーンも懐かしかった。

「ミッション・インポッシブル2」 (DVD/パラマウント DVD/PDF-50) 
 文句なしの出来。”2”モノで面白かったのは「ターミネーター2」ぐらいかと思っていたが、ひれは観る価値あり!特に、ジョン・ウー監督得意の奇抜でありながらも優雅なアクションシーンの数々が見応えある。冒頭 のロッククライミングから、2台の乗用車のダンスを踊っているようなカーチェイス、オートバイの前輪だけでの走行(ジャックナイフ)など、CGに頼らず、生身の人間が演じているかと思うと、興奮モノである。惜しむらくは、主演・トムクルーズの意図らしい、ロマンスの部分である。007シリーズもそうだが、何で外国映画って、必ずラブシーンを持ち込むのだろうか。それがなければ、星5つだったのに。(^^;。

「QUIZ @」 (DVD/TBS DVD/KIBF-5001) 
テレビ放映中はなんら関心がなかった。なにより、主演の財前直見が好きじゃないので。だが、漫画版の出来があまりにもよかったので、ついつい1巻目だけ購入してしまった。たいていは最終巻が一番面白いことになっているので、これは一種の賭、である。最も、近場の店には売っていないので、慌てて買い揃えることもないだろうが。内容は漫画版と同じなので(当たり前か…)それほど目新しくはなかったが、オープニングのホームビデオや盗撮カメラ風の画像が臨場感にあふれていて、とてもよかった。さて、2巻以降を買おうか、どうしようか。

「スペーストラベラーズ」 (DVD/AMUSE PICTURES/ASBY-1736) 
「踊る大捜査線 THE MOXVIE」の本広克行監督作品、と銘打っているが、内容や如何に…。つかこうへいの芝居のような、主客逆転のある物語。引き込み方が上手いので、なんら違和感を感じずに観ることができた。結末はハッピーエンドとは言えないが、「新・激突!カージャック」のような雰囲気と言えば、わかる人にはわかるのだろうか。金城武、当時は旬の役者として主演しているのだが、確かに芝居は上手い。しかし、助演の渡辺謙に喰われてしまっているように感じたのは、俺ひとりの感想だろうか。二丁拳銃というのは、香港映画みたいで良い。だから尚更金城武に似合って見えたのかも知れない。

「アナザヘブン」 (DVD/ポニーキャニオン/PCBE-50040) 
「NIGHT HEAD」の飯田譲治の作品ということで期待して観たのだ゛が、これはちょっと…。脳味噌を料理される猟奇殺人というところまではかなり期待して観れたのだが、犯人の設定があまりにもSFすぎて現実離れしていて、どうしてもドラマに移入できなかった。SFならSFらしくあればいいものを、ヘタに現実味を持たせようとしていて、そのギャップを観ていて乗り越えることができなかった。内容を知らずにいたので、てっきりサイコものだとばかり思っていたので、落胆も大きかったのだろうが。とは言え、「遊星よりの物体X」に通じるような、周りの誰が犯人かわからない恐怖とドンデン返しは観るべきものもあったのだが。

「踊る大捜査線 6」 (DVD/ポニーキャニオン/PCBC-50069) 
第10話「凶弾・雨に消えた刑事の涙」…現場で働く警察官の捜査の地味な部分を描いた秀作。バックに流れる曲がやはり宗教音楽的な意味合いが強く、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のアニメ化作品と似たようなテイストがあった。犯人が拳銃を打つときの構え方を水平にグリップしているところが、写実的でとてもいい。最終話「青島刑事よ永遠に」…強くカタルシスを感じる、さすが最終話。ハッピーエンドでもアンハッピーエンドでもなく、その中間くらいの所で押さえているので、かえって印象的。待望のNG集が特典映像として収められているが、これも期待にたがわず面白い氏狩りになっている。主演級の俳優よりも、ワキを固める俳優の個性が生きているのが、このシリーズの強みではないか。ヒットしたのもえなずける。

「踊る大捜査線 5」 (DVD/ポニーキャニオン/PCBC-50068) 
第8話「さらば愛しき刑事」…パソコンを駆使したプロファイリングが登場するが、単にデータの処理にだけ使用しているらしいのがご愛嬌。ネットを通じた公開捜査とか、データ収集とか、組織捜査の中でも使用方法は結構ありそうな気がする。i−モード等の携帯電話やGPSを利用した場面も、これからは見られるようになるのだろうか。第9話「湾岸署大パニック 刑事青島危機一髪」…課長の部下思いな意外な一面、というのが大団円につながっているのだろうか。言い訳を口にすることのできない辛い立場、というのが伝わってきて、心の痛むシーンがあった。

「踊る大捜査線 4」 (DVD/ポニーキャニオン/PCBC-50067) 
第6話「張り込み 彼女の愛と真実」…シリーズの中で一番好きなエピソード。この話をテレビで初めて観たときは、あっそのテがあったか!と思わされたものだ。見事なドンデン返し。この攻守が逆転する快感、カタルシスといったらない。第7話「タイムリミットは48時間」…タイムリミット内に何かを解決するとか真犯人を見つけるとかいったテーマは、外国映画ではよく見られるが、そんなに都合良くいくものだろうか?非合法カジノバーという設定はハードボイルドで好き。

「踊る大捜査線 3」 (DVD/ポニーキャニオン/PCBC-50066) 
第4話「少女の涙と刑事のプライド」…所轄の扱うような「クズみたいな小さな事件」ではなく、大きな事件を扱う捜査一課の担当する事件への参加を描いた話。そういえば、某知人の婚戚がこの捜査一課の方で、結婚式で乾杯の音頭なんぞ取っていたのだった。どうも劇中でフェミニスト的発言が聞きづらくて仕方なかった。第5話「彼女の悲鳴が聞こえない」…捜査会議の席上の場面が爆笑モノ。「ストーカー」という語を知らない署長に説明するシーンで、話が堂々巡りになってしまうのだが、トボケっぷりと”間”が実に良い!一見、一笑の価値有り。

「踊る大捜査線 2」 (DVD/ポニーキャニオン/PCBC-50065) 
第2話「愛と復讐の宅配便」…犯人役の物理学専攻が、”サイコ”でいい芝居をしている。やはり、このような精神をやんでいる人間の表現は目が命、になるのだろうか。第3話「消された調書と彼女の事件」…政治家のバカ息子の犯罪のもみ消しのために政治的圧力を掛けるという、よくあるお話。「ここに政治をしに来ているんだ。」という台詞がカッコいい。

「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」 (DVD/TBS/KIBF−5023) 
 雑誌でチェックしていたので、発売日に買う。シーズン2へと続くため、テレビシリーズをまとめる意味があるらしいが、どうにもしっくりこないものがあった。第一、トリック自体が簡単に予想できてしまうし、朝倉の登場も安易すぎる気がするのだ。しかし、主演・中谷美紀の存在が今までにも増して”光って”いるので、それはよし。特に、赤いぱんつのエピソードなどは面白い。(笑)彼女のレズ疑惑というのをどこかで読んだ気がするが、女優としては希にみる存在感があるのではないか。いや、どちらかというと、存在を希薄に感じさせる透明感、というべきか。渡辺篤郎も、観れば観るほどいい芝居をする役者である。この役が、まさにハマリ役だったのだろう。このDVDの中には特典映像として対談が含まれているとかアナウンスされていたはずだが、どこをどうやって観ればいいのか…。しばらく謎にしておこう。

「踊る大捜査線 1」 (DVD/ポニーキャニオン/PCBC-50064) 
 コレクションボックスはどこを探しても、もう売っていなかったので、6巻組で購入。カタログには、NG集が入っているようなことを書いていたのだが、見あたらない。第1話は、「サラリーマン刑事と最初の難事件」。登場人物それぞれのカラーを明確に出すために、少々冗長な場面もあったような気がする。観ているうちに思いだしたのだが、これはリアルタイムにテレビで観た覚えがある。その後シリーズを観ていなかったことを考えると、魅力を感じなかったという、それだけのことだろう。

「マッドマックス コレクションボックス」  
 もともとマッドマックスシリーズはコレクションボックスなど購入するつもりは全然なかった。第1作目はよかったが、続編に名作なしの言葉通り、続く作品はどうにも心惹かれることはなかった。だが、1作目の2倍の代金で3作の全てを網羅するコレクションボックスが購入できるので、ついつい買ってしまった。というより、たまたまボックス発売直後で店頭に並んでいたのだ。
「マッドマックス」 (DVD/ワーナーホームビデオ/SD-23A) 
 金字塔を打ち立てた、記念すべき第1作。初めて観た時は、文字通り度肝を抜かれたものだ。CG処理のない時代に、スタントでこれをやってのけたのだから、恐れ入る。このスピート感は、何にも代え難いスリルを生んでいる。自分自身、オートバイに乗っている時は結構このスピードのイメージがあったものだ。(笑)これは、北海道の道路事情というのもあるのだろうけれど。作品ではオーストラリアでのオールロケだったと思うが、あの広大な自然の中にアスファルトの道路がただ延々と続いているイメージが凄い。高千穂遙のバイクSF小説にこのまんまのがあったはずだが、何という題名だったろうか。久しぶりに読み返してみたいものだ。映画「ターミネーター」のラストシーンで、真っ暗な中を道路の車線が延々と続いていく場面があって、どこかで観たと思っていたが、どうやらこの作品だろうか。ああ、日本映画の「狂い咲きサンダーロード」が観たい!!
「マッドマックス2」 (DVD/ワーナーホームビデオ/SD-23A) 
 続編…ということで、当時も今も期待はしない。カースタントの派手さが売り物。確かに、ここまでやれば死人のひとりやふたり出るだろうなあ。この疾走感は凄い。愛車「インターセプター」が潰れてしまうのは惜しいが、「ナイトライダー」化させぬためにも、仲間との協調を余儀なくさせるためにも仕方ないのかも知れない。前作は”ロックンロール”のイメージ。今回は”パンク”というか”ヘビメタ”というか。
「マッドマックス ビヨンド・サンダードーム」 (DVD/ワーナーホームビデオ/SD-23A) 
 なぜ、ティナ・ターナー?(笑)という感じで、ビッグスターを意味なく起用した作品。タイトルにもなっているサンダードーム、闘技場という設定は(ありがちで)いいのだが、ゴムでつるして、びよ〜〜んびよ〜〜ん、というのが実に情けない感じ。マッドマックスシリーズのウリのバイオレンスの部分が陰をひさめているのが、実に惜しい。ラストシーンのカーチェイス、これは「パック・トゥーザ・フューチャー3」の蒸気機関車での疾走とイメージがだぶる。悪役の一人が頭の上に能面のような仮面をかかげているのは日本映画「ゼイラム」とだぶるし。この役者のスタントで機関車からぶら下がって障害物を飛び越えるのや、他のスタントマンが猛スピードで走る自動車やバイクに次々と乗り移るのは、よく考えれば凄いスタントなのだろう。今ならCGで描くところか。町から離れた場所に隔離して育った子供達の間に伝えられている”カーゴ信仰”みたいな伝承の描き方は面白い。なるほど、白人の子を原住民のようにして描くわけだ。

「サイバーネット」 (DVD/MGM−DVD/GXBA−15816) 
 原題が「HACKERS」だから買ったものの、あまり当てにしてはいなかったのだが、予想通りだった。(笑)ただし、現代風の”似非”ハッカー風俗としては、結構見れるものではあった。劇中に登場する凄腕ハッカーがホモらしいという設定なのだが、これがアジア系で、しかも槇原敬之に似ていたものだから笑えた。接続画面はMacなのに、主人公の示唆するハッキングの手順がUNIXコマンドってのも、胡散臭くていい。そう言えば、ロボコップはMS−DOSで動いていたっけ?システム内に侵入したイメージが、リメイクした「TRON」みたいなのも笑える。ハッカーの登場する映画と言えば「ウォーゲーム」があまりにも有名だが、あのモニターなど全然映らない作品の方がハッキングの臨場感があるというのも不思議だ。

「シュリ」 (TV映画) 
 DVDで売れているそうだが、買わなくてよかった。(^^;物語自体はよくあるロミオとジュリエット・スパイ版。アメリカが作れば「007/私の愛したスパイ」になるんだけど。南北朝鮮の話になると、なんだかあまりにも生々しすぎるような気がした。題名の「シュリ」とは朝鮮の清流に住む魚だそうだけど、日本で作れば「鮎」とかになるのか?関東と関西の争いとか?納豆が原因とか?ついつい茶化してしまいたくなるが、本編はそれほど悪い出来ではない。特撮がチャチだったような気はしたけれど。二人の生活感をもっと出せれば、とは思う。それと、射殺シーンでぶっつりラストにした方が余韻が残って個人的には好きなのだが。後日談の形引っ張るのは、火曜サスペンス劇場のエンドロールみたいでスマートじゃない。

「TRICK D」 (DVD/テレビ朝日/PIBD7055) 
 TRICK10は最終話。沖縄を舞台として、物語は大団円を迎える。ところが、中で出てくる「鍵のトリック」や「暗号の謎」、全然記憶にない。何か別のことでもしながら観ていたんだろうが、印象に全然残らなかった。最終話ということで、スピーディな展開だったのはいいのだが、観ているこっちは追いついていなかったということか。ラストシーンのヘリコプターからの空撮は美しく、一見のの価値あり。また、そこに重なる鬼束ちひろの歌声がまたベストマッチ。今回の付録には、「トリック座談会」と称して、堤監督、阿部寛、仲間由紀恵の鼎談が長時間で収められている。撮影裏話など聞けて面白かった。仲間由紀恵、こんなにキレイな女優だとは知らなかったし。(笑)「ケイゾク」の堤監督がこの作品を手がけていたということも全然知らずに観ていたのだった。

「TRICK C」 (DVD/テレビ朝日/PIBD7054) 
 TRICK8は「千里眼」をテーマとしたインチキ霊能力者の話。このネタについては、井上ひさし「月なきみそらの天坊一座」(?)で読んだ覚えがある。ラストシーンの”信ずる者だけ救われる”といったテーマは、TRICK1の「母の泉」のエピソード同様、切ないものがある。この救いのない終わり方が結構好き。千里眼の男・桂木役の男優は、カールスモーキー石井みたいで胡散臭くて良い。TRICK9は、最終話へと続くサスペンスタッチで、今までボケキャラとして扱われていた主演・仲間由紀恵の繊細な演技が光るところ。

「TRICK A」 (DVD/テレビ朝日/PIBD7052) 
 TRICK4・TRICK5は二話続きで、山村から村人全員が消失するという事件。トリック自体は、これ本当に可能か?という感じであるが、オールロケというのが何ともいい雰囲気。CG合成も見事。どうやってロケしたのか、と思ったくらい。ミラクル三井役の篠井英介は、何かのドラマでオカマっぽい役をやっていたような記憶があるが、個性的俳優。たぶん彼は、以前NHK教育の芸術劇場で舞台劇「アルジャーノンに花束を」をやったときの主役だったと思うのだが。記憶違いか?今回、主演・仲間由紀恵が爽やかな色気をふりまいている気がしたのが印象的。

「TRICK @」 (DVD/テレビ朝日/PIBD7051) 
 TRICK1〜TRICK3は三話続きで、カルト教団「母之泉」の教祖の呪い、というのを扱っている。劇中で披露される、主役・山田奈緒子役の仲間由紀恵が演じるマジックは、テレビで公開できる範囲の簡単なタネであるが、こうももっともらしく演じられるとそれらしく見えるから不思議だ。メンタルマジックが多いのだが、映像のマジックに頼らず、という姿勢はいいと思う。もう一人の主役・上田次郎役の阿部寛はあまり好きな役者ではなかった(特に、映画「孔雀王」は完全なミスキャストではないか…。)が、コミカルな演技の幅がこんなに広い役者だとは思わなかった。

「TRICK B」 (DVD/テレビ朝日/PIBD7053) 
 DVD化を知っていろいろな店を探したが一軒も置いていなかったので、インターネット通販で購入。TSUTAYAで。もともと土曜の深夜23:00過ぎから放映していた時は、時々しか観ていなかったのだが、独特の間合いと乾いたギャグ(これに弱いのだ。)で気に入っていたドラマ。何より、エンディングに流れていた鬼束ちひろの曲が好きで好きで。さて、TRICK6とTRICK7は二話続きで霊能力による殺人のトリックを暴く、というもの。結局双子オチだったのは、始めの方で何となくわかったし、そうなるとトリック自体にも目新しさは感じない。ただ、一人二役を演じた佐伯日菜子が不気味で良かった。主演の仲間由紀恵も「踊る大捜査線」にゲスト出演した時はパッとしなかったが、こうして見るとなかなか。
  なにより凄い!と思わせたのは、DVDならではの特典で収録されている「やむなく落としたカット集」。ドラマ中で架空の番組があるのだが、30分近く延々と収録している。「徹!この部屋」(笑)。その中に出演しているマナカナ、大人になっていてびっくり。それにしても、スタッフの遊び心にあふれたドラマであった。

「ケイゾク E (DVD/TBS/KIBF−5006) 
 「THE LAST & THE EVERLASTING MYSTERY 死の味のキス」。女性研修員という設定は、「羊たちの沈黙」のジョディ・フォスターを思わせて仕方ない。向こうは拳銃の所持や発砲は当然のこととして描かれているのだが。ドンデン返しも、ラストの情感あふれるキスシーンも当然印象に強いものだった。この作品、「朝倉はまだ生きている…。」ではなくて、このまま終演させてしまったほうがよかったのではないか?当然、続編を観たいと思う気持ちも強いのだが。
  
「ケイゾク D (DVD/TBS/KIBF−5005) 
 「過去は未来に復讐する」…「赤い羊」、REDRUM→MURDERというアナグラムは、確か映画「シャイニング」に登場したものだったと記憶する。催眠や暗示は殺人や自殺を強行させることができるのだろうか?J.F.ケネディ暗殺事件に関わってはマインドコントロールの関与が噂されているところではあるが。「二つの眼球」…ひたすら暗い場面が多くギャグも少ないが、妙に印象の強いシーンの多い回。特に、真っ赤な取り調べ室のシーンはシュール。つかこうへいの「熱海殺人事件」みたいに一室モノとして舞台化しても面白いのでは。真山役の渡部篤郎の芝居や台詞回し、演技としての笑顔など、どこか松田優作に似ている。

「ケイゾク C (DVD/TBS/KIBF−5004) 
 「死を呼ぶ呪いの油絵」…変化する絵のトリックは、もっと複雑なものを予想しながら観ていたので、えっ…?という感じだった。夜中に観ていたので、不気味な油絵のシーンはちょっとイヤだったが。洗面器一杯の海水、という道具はちょっと無理が。「さらば!愛しき殺人鬼」…インターネットのオフ会のシーンがある。ああ、中谷美紀演ずる柴田純って役名、「太陽にほえろ!」で松田優作の演じたジーパンと同じ名前だったんだ。飛び降り自殺シーンは、ちょっと生々しすぎで怖い。

「ケイゾク B (DVD/TBS/KIBF−5003) 
 「未来が見える男」…インチキ霊能力者を扱った内容。映像を利用したトリックにしては、先が読めすぎかも。ただ、TVの生放送で公開実験中という設定としていて、カメラクルーと一緒に移動していくシーンは、ホンモノっぽい。「史上最悪の爆弾魔」…退職間際の刑事・壺内役の泉谷しげるの演技が光る作品。また、宮崎淑子の登場は、うれしいところ。宮崎美子時代の写真集をいまだに持っている身としては(^^;。でも、化学の高校教師で手製の爆弾、しかもあんなに殺傷力の強いものが本当に作れるものか。

「ケイゾク A (DVD/TBS/KIBF−5002) 
 「盗聴された殺人」…偽装した壁、というのもハナっから見え見えのトリック。出演した松田美由紀といえば、松田優作の未亡人だっけか。中谷美紀のボケっぷりと風貌は、なんだか西村知美に似ているような気も。「泊まると必ず死ぬ部屋」…これは秀作!横溝正史の「本陣殺人事件」を思わせるような古びた旅館の離れという設定が、いい。

 「ケイゾク @ (DVD/TBS/KIBF−5001) 
 「死者からの電話」…ワハハ本舗や平成モンド兄弟で有名(?)な村松利史が出演。シリーズの第一話ということで、登場人物がコナレていないが、いわくありげな設定のかいまみえるオープニングなど、期待感をもって観ることはできる。「氷の死刑台」…主演・中谷美紀の性格付けが見えてくる第二話。トリックはけっこう陳腐な気はするが、再現シーンの人間モドキのごとき全身タイツの動きが、なかなかシュール。

「ケイゾク 特別編デイレクターズカット.ver. (DVD/TBS/KIBF−5007) 
 期待せずに”とりあえず”観たのだが、凄く良かった。断片をちりばめて謎めいた雰囲気を漂わせるというのは、昨今のドラマ作法としては一般的だが、テレビシリーズを観ていれば更に楽しめるのだろうか?全体ら流れる陰湿な雰囲気と乾いたギャグが、丁度いい案配。とりあえず、映画版はDVD発売を待って購入する予定だが、テレビシリーズはどうしようか。DVDボックスが出たら、ついつい買ってしまいそうな予感。

湾岸署婦警物語・初夏の交通安全スペシャル」  
(DVD/ポニーキャニオン/PCBC-50071D)
 「踊る大捜査線」の番外編。買おうか買うまいか迷った。コンプリートする必要も感じなかったし、第一内田有紀はあまり好きではない。ただ、番外編とは言えども、本編に登場するキャラクターがみな出てくるらしいので買ってみたもの。昔観たことのあるドラマか何かで観たものとは、内田有紀の芝居が格段に上手くなっていて驚いた。物語の内容は、よくある新人婦警の事件を通した成長。たいしたものではないが、番外ということもあってか、適度に力の抜けた作りが気楽で良かったのも確か。次回作への伏線が張られている台詞があるので、延長線上として観直すといいかも知れない。

「プライベート・ライアン」 (ビデオ/CICビクター/DHFP−2) 
 中古で購入。期待せずに観たが大正解。第一、スピルバーグ制作ということすら忘れていた。冒頭の30分にも及ぶ上陸シーンにおける洗浄の描写が話題になっていたような記憶があるが、それほどたいしたものだとは思わない。かえって、昔劇場で観た「203高地」の方が、悲惨さでは上を行っているのではないか。そう言えば、敵の国の言葉を知っているとか、白兵戦で相手の肉を食いちぎるとか、「203高地」の中で観た描写と同じ。その時の方が感慨は深かったものだ。主人公の、高校教師が職業という設定も絶妙だろう。これが、ベトナム戦争を舞台にしていれば、もっと共感できたかも。

踊る大捜査線・秋の犯罪撲滅スペシャル完全版」  
(DVD/ポニーキャニオン/PCBC-50072D)
 ドラマのハッピーエンドはあまり好きではないが、どうにもカタルシスの得られない終わり方だったのが残念なところ。余韻を残す終わり方でうまくできているのだろうが。大塚寧々がいい味を出している。もう何年かたったら、凄くイイオンナになるのでは?しかし、筧利夫って、結構背が低いのな。今よりももっとイイ顔している。ルー大柴似で。たった一人の逃亡犯(しかも女で、殺人”教唆”の)を捕まえるために、機動隊やらヘリコプターやらが出動するなんてことがあるだろうか。考えるとちょっと興冷めか…。

踊る大捜査線・歳末特別警戒スペシャル完全版」  
(DVD/ポニーキャニオン/PCBC-50070D)
 広末涼子がチョイ役で出演。何の意味があるのか、ぜーんぜん分からず、必要なし。犯人役の稲垣吾郎の芝居は一見の価値あり。ただし、前半に限るが。煩雑なカメラワークとちょっとした遊び心が随所で活きている。そのぶん、主人公自身が動き回るシーンは少ないので、刑事物を見慣れていると物足りないかも。織田裕二は人間的にあまりよく評されていないようだが(笑)、これはハマリ役だろう。

「インディペンデンス・デイ」 (TV映画) 
 公開時は全然興味もなかったが、何となく観てけっこう良かった。あの「ザ・フライ」で主演した(「ロスト・ワールド」も)男優がなかなかいい味出している。いかにもアメリカ人の好みそうな戦意高揚映画になっているのが面白いが、ニッポンのカミカゼ特攻など今や笑えない状況ではないのか。黒人の俳優とか、離婚経験のある登場人物、”強い女”像など、現代のアメリカ映画の全てを詰め込んだような内容だった。

「コンタクト」 (TV映画) 
 ジョディ・フォスター主演。またいい加減なエイリアンの登場するキワモノだとばかり思っていたのだが、予想に反して面白かった。琴座ヴェガから届いた電波を分析して転送機を作るというものだが、実際のコンタクトの内容よりも、そこにたどり着くまでとかミッションの候補者に選ばれるまでの過程を描いたものだったので。なんだか、アポロ計画の宇宙飛行士の選考に関わる物語とダブった。”神の存在”というものがテーマの中に組み込まれており、いかにもアメリカ的って感じ。

STAR WARS T ファントム・メナス (ビデオ/20thFOX/FXVS-14246) 
 どうしてもわからない。なぜこの作品が世界中でヒットしたのか。エピソードが次から次に重ねられていくのは、まるでパイロット版のようだし。そりゃ、ポッドレースのシーンは「まるでゲームの画面を見てるように」楽しめるけど。第一作は、今見直すと(やっぱり)チャチな部分ばかりが目立ってしまうのだけれど、それでも心躍るスペースオペラではあったのだ。今回の作品には残念ながらそれがない。今後のシリーズは観る価値あるのだろうか?

「野獣死すべし」 (DVD/角川書店/KABD−87) 
 マンガ「松田優作物語」(秋田書店)で制作過程が紹介されていたが、改めて観ると、確かに名作である。病んだ心、狂気というのがひしひしと伝わってくる。途中、松田優作の一人芝居シーンがあるが、これはちょっと…という感じ。(^^;鹿賀丈史を初めて見たのはこの作品だったが、この頃はこんなに”熱い”芝居をしていたのだな。伝説ともなった、室田日出男と絡む夜汽車のシーンは、やはり圧巻。学生時代に同じ研究室のY氏が夜明け方の俺の部屋で一人訥々と(笑)このシーンを再現していたのを思い出す。してみると、結構名演技だったのかもしれない。松田優作コレクションボックスと称して、これと「探偵物語」「蘇る金狼」をボックス販売したそうだが見つからずにバラで買った。これだけ見れば十分。でも、「金狼」の予告編に使われた、ハワイで実弾射撃するシーンも見たかったり。

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