| 12 | ★ | 岳 2 | 石塚真一 | ★★★★★ |
| 11 | ★ | ホン! | いしいひさいち | ★☆☆☆☆ |
| 10 | ★ | げんしけん 8 | 木尾士目 | ★★★★★ |
| 09 | ★ | 安部窪教授の理不尽な講義 | 滝沢聖峰 | ★★★☆☆ |
| 08 | ★ | D-LIVE 15(完) | 皆川亮二 | ★★☆☆☆ |
| 07 | ★ | からくりサーカス 43(完) | 藤田和日郎 | ★★★★☆ |
| 06 | ★ | 最終兵器彼女 外伝 | 高橋しん | ★☆☆☆☆ |
| 05 | ★ | キッチンの穴 | たけだみりこ | ★★☆☆☆ |
| 04 | ★ | ゲートランナー 1 | 吉富昭仁 | ★★☆☆☆ |
| 03 | ★ | はれた日は学校をやすんで | 西原理恵子 | ★★★★☆ |
| 02 | ★ | 晴れゆく空 | 谷口ジロー | ★★★★☆ |
| 01 | ★ | マンホール 2 | 平本アキラ | ★★★★☆ |
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「岳 2」 石塚真一 (小学館)\524 ★★★★★ ▲TOP 待望の第2巻。前巻も人間ドラマとして胸にグッとくるものがあったが、今回もやはり。こんなに人が無惨に死んでいく話も珍しいとは思うのだが、それ以上に感動的な話が多い。主人公・三歩の過去が徐々に明らかになっていくところも見所。第3巻も待ち遠しく。 |
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「ホン!」 いしいひさいち (徳間書店)\571 ★☆☆☆☆ ▲TOP 架空の文豪・広岡達三と、彼をめぐる作家仲間や編集者とのやおりとりを描いた4コマギャグ漫画集。文壇の事情なども織り込んで楽しみどころはあるのだが、いかんせん扱っているのが特殊な世界でもあり、これは読み手を選ぶマンガになってしまうだろう。こういう粗いタッチの絵は苦手なので、個人的にも今ひとつだった。 |
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「げんしけん 8」 木尾士目 (講談社)\514 ★★★★★ ▲TOP 久々の★★★★★である。この「げんしけん」自体が毎巻俺の評価は高いのだが、本館はその中でも愁眉。(陰の薄い)主人公・笹原が、途中から登場人物に加わったトラウマ娘・荻上とつきあうことになるエピソードでしめられている今回の8巻、そこここに”いいシーン”、お約束のようなシーンがちりばめられていて、ほのぼのとさせられるのである。この感覚は、漫画版「プラネテス」(幸村誠)のプロポーズシーンと同じもの、実にいい。「げんしけん」はオタク文化の紹介や生態の描写に面白さと共感を感じていたが、シリアスありラブコメありと、様々な味わいが楽しめるのがミソ。既存の学生の卒業や新キャラクターをどのように活かすかり心配もあったが、今後の展開にも期待したい。 |
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「安部窪教授の理不尽な講義」 滝沢聖峰 (小学館)\829 ★★★☆☆ ▲TOP 大学教授と学生が超常現象の謎をとく、という一話完結の連作漫画で、「マスター・キートン」と星野之宣と諸星大二郎を合わせたような画風と内容。俺の大好きななもち絡みの話もあったりして。キャラクターが”立って”いるとはいいがたいが、今後もっと面白い展開になることを祈って。 |
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「D-LIVE 15(完)」 皆川亮二 (小学館)\505 ★★☆☆☆ ▲TOP 皆川亮二の作品で一番好きなのは「スプリガン」。古代遺跡とか超文明とか、俺のトンデモ好みによく合っている。次の「ARMS」は、コンピューター文明とか哲学的な思想とか、なんだかごちゃまぜな感じで今ことつだったのだが、この「D−LIVE」という作品は、主人公が天才的な運転技術の持ち主であるということ以外は、よっぽど”現実的”な話でかんじょういにゅうもしやすかったような気がする。重機をはじめとしていろいろな乗り物についても細かく検証されており、作画力もうまく活かされて緻密だし。ただ、何かしら強大な敵というのを設定するのが難しく、等身大の相手デハストーリーを膨らませづらいということもあるのだろうか、これといった山場のないままに完結してしまうのは残念である。 |
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「からくりサーカス 43(完)」 藤田和日郎 (小学館)\390 ★★★★☆ ▲TOP 不思議なことに、藤田和日郎作品は始まった当初はそれほど面白くないのに、後になって話が煮詰まってくると、がぜん面白くなってくるのである。この連載の前の「うしおととら」もそうだったが。少年誌の連載ということもあるが、これほど”熱い”漫画も今は少なくなってきたのではないか。この作品も、物語中に伏線が張り巡らせられ、すべてがひとつの結末に収束できるのだろうかと心配したりもしたのだが、いよいよ最終巻、大団円のハッピーエンドを迎えることができた。表紙をみても、今までの作品の終わり方をみても、きっとうまく終わらせるのだろうなと予想はしていても、どのような感慨を残すのかまではわからない。物語が一巡りしてまた最初に戻るような、心地よいラストシーンでよかった。 |
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「最終兵器彼女 外伝」 高橋しん (小学館)\667 ★☆☆☆☆ ▲TOP 副題が「世界の果てには君と二人で」。外伝とあるだけあって、主役級の人物はほとんど登場しない。「また別の話」である。オリジナルの雰囲気を期待して読むと残念な結果に終わるだろう。この時期、タイミングでの刊行はどんなものなんだろうと思うのだが。せめて、映画公開と同時であれば、もっと部数が伸びたような気もするのだが。別紙で連載が続いている(はず)の「きみのカケラ」の元になるような話も載っているが、やはり荒削りな感じ。 |
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「キッチンの穴」 たけだみりこ (技術評論社)\1280 ★★☆☆☆ ▲TOP たけだみりこの懐かしさは、20年前の学生時代に読んでいた「セイシュンの食卓」によるものか。あの頃はひとり暮らし、カネもない学生で、漫画に出てくるようなB級グルメに挑戦しようとしては断念していたものである。原因は材料費、というよりも俺の偏食によるところが大きいのだが。本作はメニューよりも作者の現在の生活環境をつづったものであるが、たまに読むたけだみりこはとても安心できる画風がそのままで実に懐かしかった。 |
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「ゲートランナー 1」 吉富昭仁 (秋田書店)\533 ★★☆☆☆ ▲TOP 表紙を見た瞬間、神崎将臣の「鋼」かと思った。「EAT−MAN」を読んだのは結構後になってからで、しかも最後の方は読んではいないのだが、かなり”SFしてる”作家だとは思っていた。今回始まった作品も、他での評価は知らないが、「人の絆を通る」という設定など、かなりいい線でくないかと思うのだが、いかんせんマスコットキャラクター的な登場人物が”萌え”ているのがちよっと許し難いというか(笑)。ああ、やっぱり秋田書店だなあ、というか。ただ、「スペースコブラ」の有機的・肉感的な絵柄とは対照的に、この渇いたタッチならば、と期待してみたり。 |
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「はれた日は学校をやすんで」 西原理恵子 (双葉文庫)\552 ★★★★☆ ▲TOP サイバラの叙情派マンガ。この系統でいうと、「ぼくんち(全)」の右に出るものはないだろう。下品で乱暴な漫画を書いている一方で、こんなに叙情的な泣けるマンがを書いているということが今だに信じられない。ギャグの世界でずっと生きていると思っていたので、こんな作風もできるとは考えてもみなかった。思えば、そのギャップの大きさにこれだけ感動しているのかもしれないが。 |
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「晴れゆく空」 谷口ジロー (集英社)\933 ★★★★☆ ▲TOP 生まれ変わりもの、っていうか「おれがあいつであいつがおれで」(山中恒・旺文社刊)を思い浮かべてくれればいいだろう。これが、40歳の男性の体の中に高校生の意識があるならば青春ドラマになるのだろうが、この作品ではそれが逆。高校生の肉体に40代の男性の意識があるのである。だからこそ、現在の自分の状況と照らし合わせて考えたり、彼の心境をおもんぱかることができて、ただただ「切ない」物語として感性されているのだ。正直、谷口ジローがこんなSF的な作品を書くとは思いもよらなかったので、最初はどんなものだろうと思っていたのだが、これは読む価値がある、考えさせられる物語である。 |
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「マンホール 2」 筒井 哲也 (スクウェアエニックス)\530 ★★★★☆ ▲TOP 昨年この作品の第1巻を読んだのだが、そのときの感想は「うまくすると骨太なホラーに化けそうな予感。」と締めくくっている。で、実査に続巻がどうだったかというと、これまた続きが楽しみな展開になっている。2巻では、病気や寄生虫よりもその媒介となる蚊の恐怖がクローズアップされているのだが、表紙をはじめとする絵が、もう生理的に怖い。環境的な考証もけっこうしっかりしていて、少なくとも日本でエボラ出血熱が流行するという設定よりは現実味もあるのだ。今後の展開にもおおいに期待している。 |