| 26 | ★ | 陰陽師 13(完) | 岡野玲子 | ★★★☆☆ |
| 25 | ★ | 人情幕ノ内 1 | 昌原光一 | ★★★★☆ |
| 24 | ★ | 唐沢なをきの幻獣事典 | 唐沢なをき | ★★★★☆ |
| 23 | ★ | 営業ものがたり | 西原理恵子 | ★★☆☆☆ |
| 22 | ★ | 諸怪志異4 燕見鬼 | 諸星大二郎 | ★★☆☆☆ |
| 21 | ★ | ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか? | 三枝義浩 | ★★★☆☆ |
| 20 | ★ | 夕凪の街 桜の国 | こうの史代 | ★★★★☆ |
| 19 | ★ | きょうの猫村さん 1 | ほしよりこ | ★★★☆☆ |
| 18 | ★ | 宗像教授異考録 1 | 星野之宣 | ★★★☆☆ |
| 17 | ★ | オンサイト! 1 | 尾瀬あきら | ★★☆☆☆ |
| 16 | ★ | マンホール 1 | 筒井哲也 | ★★★★☆ |
| 15 | ★ | 俺と悪魔のブルーズ 2 | 平本アキラ | ★★★☆☆ |
| 14 | ★ | オクタゴニアン 1 | 杉浦守 | ★★★☆☆ |
| 13 | ★ | フライ,ダディ,フライ 下 | 秋重学 | ★★★★☆ |
| 12 | ★ | 岳 1 | 石塚真一 | ★★★★★ |
| 11 | ★ | ナツノクモ 4 | 篠房六郎 | ★★★☆☆ |
| 10 | ★ | カオスだもんね! 13 | 水口幸広 | ★★☆☆☆ |
| 09 | ★ | いい電子 5 | みずしな孝之 | ★★☆☆☆ |
| 08 | ★ | 代紋TAKE2 62 | 渡辺潤 | ★☆☆☆☆ |
| 07 | ★ | 監督不行届 | 安野モヨコ | ★★☆☆☆ |
| 06 | ★ | ギャラリーフェイク 23 | 細野不二彦 | ★★★★☆ |
| 05 | ★ | シグルイ 3 | 山口貴由 | ★★★★☆ |
| 04 | ★ | 失踪日記 | 吾妻ひでお | ★★★☆☆ |
| 03 | ★ | ふたつのスピカ 7 | 柳沼行 | ★★★★☆ |
| 02 | ★ | 雲の上のドラゴン | 塀内夏子 | ★★★☆☆ |
| 01 | ★ | 俺と悪魔のブルーズ 1 | 平本アキラ | ★★★★★ |
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「陰陽師 13(完)」 岡野玲子 (白泉社)\886 ★★★☆☆ ▲TOP 6年ほど続いた大作もようやくの完結である。最初は、原作・夢枕獏の忠実な漫画化かと思ったのだが、途中から独自の新解釈も加わったのは、結果的によかったのか、悪かったのか。せっかく時代考証がうまくいっていて情緒あふれる画風だったのだから、古代エジプトやらを持ち出すことはなかったのではないだろうか。ともあれ、玄妙な”魔術師”の世界を描いたということでは、成功した作品とはいえるだろう。どちらかというと、カルロス・カスタネダとか、あっち方面の印象の強い後半ではあったが。 |
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「人情幕ノ内 1」 昌原光一 (集英社)\552 ★★★★☆ ▲TOP これも、ひさびさの人情噺の名作。落語をモチーフにしたり、噺テーマとした漫画というと、古谷三敏の「寄席芸人伝」という超名作があるが、この本も江戸情緒という面では決してひけをとってはいない。カバーだけを見ると、内容が判別できず憶したものだが、思い切って買ってみてよかった。いかにも落語に登場するような日常を設定し、そこで暮らす人々の生活が描かれているのだが、根底に流れているのは、暖かみ。可笑しさ、面白さ以上に、さのほのぼのとした雰囲気にひたることができる一冊であった。 |
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「唐沢なをきの幻獣事典」 唐沢なをき (講談社)\552 ★★★★☆ ▲TOP カルト系の作風で有名な唐沢なをきが、ついに(笑)UMAをネタにした本を出したのである。”怪獣”ものを書いているのはよく見かけたが、ネッシーや雪男などの未確認生物についても造詣が深かったということで。もちろんパロディ作なのだが、UMAファンの心理のツボをついたギャグ満載である。造詣も可愛らしくコミカルでいい。 |
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「営業ものがたり」 西原理恵子 (小学館)\880 ★★☆☆☆ ▲TOP 面白いことは面白いのだが、はたしてこれをオールカラーの特製版にす必要があったのかどうかは疑問である。この薄さで、もしも価格が1000円を越えていたならたぶん購入しなかっただろうし。しかしながら、収録されている「うつくしいのはら」は、反戦のメッセージを伝える物語としてはすばらしいでき。この淡々とした雰囲気と無常観は、サイバラならではのものといえるかもしれない。それだけに、名作「ぼくんち」の番外編にはがっかりだったのだが。 |
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「諸怪志異4 燕見鬼」 諸星大二郎 (双葉社)\762 ★★☆☆☆ ▲TOP 実に6年ぶりの新巻である。最初にこのシリーズが始まったときは、諸星大二郎の短編集によくあるような、”奇妙な味”の物語が多かったように記憶しているのだが、弟子の阿鬼の成長談として描かれるようになってからは、一大伝奇スペクタルとなってしまってちょっと残念な気がする。もともとは、五行先生の使う方術などのシステム化されているところが本場・中国っぽくてよかったのになあ。同作者による「西遊妖猿伝」は途中まで読んでいたのだが、さて続きはどうなっているのだろう? |
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「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」 三枝義浩 (講談社)★★★☆☆ ▲TOP 同名のノンフィクションの漫画化らしい。同作者による戦争ものの漫画は以前にも読んだことがあるが、画力が優れているとはいえないものの、描きたい芯のようなものはしっかりととらえ、読者の心を揺さぶる力をもった作者ではないだろうか。ベトナム戦争、考えてみれぱ俺が中学生のときにはまだ続いていたわけで、戦争を知らない子供達、などと自分を揶揄することなど決してできないのである。人がなぜ人を殺すことができるのか、その根元的な問いに対して、ひとつの答えを知らせてくれるような作品である。 |
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「夕凪の街 桜の国」 こうの史代 (双葉社)★★★★☆ ▲TOP 書店に平積みにされ、書評もあちこちで読んでいたが、話題作を読むのはちょっとばかりの勇気がいる。今年、戦後60周年ということで、ひとつの区切りとしてもっとこういう反戦・平和漫画がたくさん出版されると予想してはいたのだが。俺の嫌いなタイプの「はだしのゲン」とは違って、淡々とした日常の中に潜む”ヒロシマ”への追憶と哀悼がなんとも雰囲気良く描かれている。こういう叙情的な、じわじわと染み込んでくるような作品ならば、戦争を描くことにも成功しているのではないか。 |
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「きょうの猫村さん 1」 ほしよりこ (マガジンハウス)\1143 ★★★☆☆ ▲TOP 書店に平積み。ちらっと見ただけで買わなかったのだが、なんだか気になって結局継ぎの機会に購入。オビに「脱力マンガ」とあるのだが、まさにその通りで、鉛筆がの薄さといい、書かれているキャラクター造形といい、実に脱力、である。ただし、いい意味で。なんか、「じみへん」の中崎タツヤか「ヒゲとボイン」の小島功のようなイメージが。 |
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「宗像教授異考録 1」 星野之宣 (小学館)\1238 ★★★☆☆ ▲TOP 民俗学者・宗像教授の新シリーズ。第1話の「巫女の血脈」で描かれるイタコと遮光器土偶や、第3話「天平のメリークリスマス」の聖徳太子とキリストの関連など、大胆な説設が面白い。トンデモな説でもこれだけ迫真、緻密な絵柄で表現されているとそれらしく思えてくるから不思議だ。この感慨は、半村良の「石の血脈」や諸星大二郎の「暗黒神話」を読んだ時と同じものである。ただし、山の民とか渡来人についてだけではなく、もっとテーマを広げてほしいとも思う。 |
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「オンサイト! 1」 尾瀬あきら (講談社)\514 ★★☆☆☆ ▲TOP こんなスポーツが漫画の題材になるのか、と思うようなフリークライミングがテーマの作品。まだ始まったばかりで主人公は小学生だが、これからの成長談が何となく頭に浮かぶような(^^;用語や技法は漫画の中で解説されているが、それはわかりやすくてとっつきやすい。ただ、在日朝鮮人問題を一緒にテーマとして扱っているようなので、そのへんは説教臭い話になりそうでちょっと気づまり。 |
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「マンホール 1」 筒井哲也 (スクウェアエニックス)\505 ★★★★☆ ▲TOP 寄生虫を扱ったホラーときては、もう買うより他にない(笑)絵柄は奥瀬サキみたいでちょっと線が細く、どうかとは思ったのだが、オビに書かれていたバイオホラーの名前に恥じない科学的な説明が心地よい。同じ類の寄生虫が登場する物語はあるが、現実的な部分と非現実的なそれとがうまくバランスがとれているところがいいのだろう。作中ではロボトミー手術の是非についても情報として触れているが、うまくすると骨太なホラーに化けそうな予感。 |
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「俺と悪魔のブルーズ 2」 平本アキラ (講談社)\666 ★★★☆☆ ▲TOP ブルーズへの開眼で幕を開いた第1巻。2巻はその後を継いでロードムービー並の旅が続く。独特の”音”を感じさせるようなうねりがちょっと意気をひそめ、サスペンス調になってしまったのはちょっと残念な木もするが、史実として登場する人物をからめ、虚実入り交じっての幻想的な物語として進行している。ただし、指の数だとか、ちょっとシュールに過ぎるきらいがあって、そういう部分はどうかな、という感じも。 |
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「オタゴニアン 1」 杉浦守 (角川書店)\580 ★★★☆☆ ▲TOP たあの「北神伝綺」「木島日記」の大塚英志が原作なのだから、つまらないはずがない。しかも、狂言回しとして登場するのが「木島日記」のスパイMである。語られるテーマも、熊沢天皇はじめカルト臭がぷんぷんでおおいに期待できる始まり方。今後の展開が楽しみである。それにしても、主役が昭和天皇の影武者で、天皇自身も擬人化して登場しているのだが、これって思想的にアブなくないのだろうか?右翼の抗議とか心配だったり。 |
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「フライ,ダディ,フライ 下」 秋重学 (小学館)\505 ★★★★☆ ▲TOP ある日の車中でFMを聴いていたら、この作品の原作の金城一紀が出ていた。なんだか面白そうな人だな、と思っていたらその帰りのコンビニで「レヴォリューションbR」を原作にした漫画というのを売っていて、これは是非読んでみろということだな、と購入。文章でこれを表現するのはどうやってだろうというような物語だったのだが、これが結構よかっので、今回映画化された本作品も上下巻で買ってみた。物語は勧善懲悪のできすぎたストーリーなのだが、これがなぜか結構心地よい。ストーリーの盛り上げ方がうまいというのか、計算さけつくされたような展開で十分カタルシスをえることができたのだった。 |
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「岳 1」 石塚真一 (小学館)\524 ★★★★★ ▲TOP これは凄い。お奨め!表紙を見る限りではあんまり絵が上手とも思えず、買うかどうか迷っていたのである。その場には一冊しか置いていなかったし。内容は、山岳救助にあたっての人間ドラマ。たいていのこういうタイプの物語ではじめじめした展開になってしまうものだが、この作品では人間の死というものをあくまでもドライに、クールに見つめている。また、それゆえに胸をしめつけられるような感動をおぼえるエピソードが生まれる。日航123便の墜落事故を題材にしたノンフィクション「墜落遺体」と同様の感動を覚えた作品となった。続巻を心待ちにしている一冊である。 |
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「ナツノクモ 4」 篠房六郎 (小学館)\562 ★★★☆☆ ▲TOP たまたま目にしたこの作品も4巻となった。表紙を見るかぎりでは単なるRPGものなので本来の俺ならば目にもくれないところだったのだが、実は仮想空間もののヒューマンドラマというこの二重構造がたまらない。作中で描かれているネットワークゲームの特性やインターフェイスについて想像が広がったりして。この物語、ネットに”入れ込んだ”ときの、どっちが仮想でどっちが現実かわからなくなっていくアノ感覚がうまく表現されていて、まさにサイバーパンク(死語?)ではないだろうか。 |
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「カオスだもんね! 13」 水口幸広 (アスキー)\1029 ★★☆☆☆ ▲TOP カオスは最近刊行のペースが早くなってきているのがいい感じ。週刊アスキーは毎週購入しているので刊行の告知は見逃さないのだが、なかなか本屋に出回らないのが玉にキズ、か。今回はマニアック編ということだが、以前のようにひとつのネタにディープにせまる、というのがこの頃は少なくなってしまったのがちょっと寂しい。1回1ネタで読み切り感覚なのはいいのだが、たまには大ネタもかけてもらいたいものだ。 |
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「いい電子 5」 みずしな孝之 (エンターブレイン)\950 ★★☆☆☆ ▲TOP 待望の第5巻。本屋では平積みになっているのを見たことがないので、いつ続巻が出るかと気をつけていたのである。特に4巻ではFFXIの話題が出ていたのでその続きも気になってはいたし。相変わらずゲーム体験よりも身辺雑記のほうが面白い。登場人物のキャラクターもすっかり定着してきているし、これを使って何か入れ子構造の物語でも作れば面白いかも。 |
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「代紋TAKE2 62(完)」 渡辺潤 (講談社)\562 ★☆☆☆☆ ▲TOP 全62巻であるから、実に長大な物語になったものである。初期の頃からヤクザ世界をわかりやすく(笑)おもしろく描いてきたが、後半になるにしたがって血生臭いシーンが増え、真に極道漫画という感じになってきた。それでも、任侠とか男意気とかを感じさせるようなエピソードには心惹かれるものがあったのだが、終末に向けて話がどんどん大きくなり、東京都テロに至ってはとうてい現実味を感じることができない物語になってしまっていた。この結末をどのようなつけるのかと楽しみにしていたのだが、最終巻はあっけない幕切れと思いがけぬ(悪い意味で)結末で、これまで築いてきた世界観をすべて台無しにしてしまった。連載終了には何か理由があったのかも知れないが、ここまで育ててきた物語をこのような形で収束してしまったのはとても残念である。 |
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「監督不行届」 安野モヨコ (祥伝社)\800 ★★☆☆☆ ▲TOP 映画監督の庵野秀明との結婚生活をレポートしたマンガ。そこかしこにちりばめられた”記号”と世間一般にあるオタクのイメージをそのままマンガ化している。ほぼ楽屋オチのような描かれ方をしている部分も含めて、「有名人の私生活をのぞくゴシップ」漫画としてならば楽しめるかもしれないし、ただ単にオタクの性質を面白おかしくつづっている読み物として気軽に読むのもいいかも知れない。 |
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「ギャラリーフェイク 23(完)」 細野不二彦 (小学館)\648 ★★★★☆ ▲TOP 長らく続いてきたこの作品もようやく完結した。思えば、鑑定モノのTV番組が流行った頃に連載が開始されたはず、ずてぶんと息の長い作品になったものだ。贋作や名画など、いろいろとウンチクのある作品で、あらゆる分野にまたがった知識をえることのてできた、ためになったマンガであった。不思議と、アカンバロ土偶や湖底怪獣などUMA関連の話題を扱った回もあったりして。まだまだ続けることもできるだろうに、すんなり完結したのは実に粋だというか。 |
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「シグルイ 3」 山口貴由 (秋田書店)\533 ★★★★☆ ▲TOP 軍国調の台詞の熱かった怪作「覚悟のススメ」の作者が、今度は原作つきで描き出すとてつもなく”変態”的な時代劇。まさにエログロ剣術ものである。独特の筋肉や身体破壊の描写は板垣恵介の画風に通ずるものがあるのだが、武士道や時代劇の世界を立派に通しているところがエラいのだ。禅にも通じる武士道の静謐な精神は「バガボンド」でも描かれていたが、切られれば臓物がこぼれ落ちるような生々しさではもちろんこちらに軍配が上がる。それにしても、よくこのような作品が掲載されている雑誌があるものである。凄い。 |
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「失踪日記」 吾妻ひでお (イーストプレス)\1140 ★★★☆☆ ▲TOP 実録ものの漫画というと「刑務所の中」(花輪和一/青林工芸舎)が良かったが、本作もなかなか。マニアックな人気を誇る漫画家・吾妻ひでおが、失踪、ホームレス生活、アル中で入院と波瀾万丈な生活をほのぼのと笑い描いている。ユーモア、ペーソスよりもその淡々とした無常観がいい。「ロリコン大全集」あたりから読んでいなかったけど、「ふたりと5人」あたりからはもう30年もたつのだなあ。 |
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「ふたつのスピカ 7」 柳沼行 (メディアファクトリー)\514 ★★★★☆ ▲TOP ああ、こういう”妹系””萌え系”の漫画に縁ができるとは夢にも思わなかった。宇宙飛行士を目指す少女の物語、と言えば何やらどこかで聞いたようなアイディアなのだろうが。今までにもその名前は聞いてはいたのだが、月刊「ダヴィンチ」で紹介されていたので試しに1巻だけ買ってみたらもう止まらない(^^;SFワンダーを下地にしているが、この叙情性ときたらどうだろう、俺の大好きなレイ・ブラッドベリばりではないか。この健気さの中にある芯の強さに、なるほどたまらないものがあるのだなあ、とつくづく実感。一気に発売されている全巻を揃えてしまった。これは万人にお奨め。 |
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「雲の上のドラゴン」 塀内夏子 (講談社)\390 ★★★☆☆ ▲TOP そうそう、15年くらい前は週刊少年マガジンを買っていたんだっけ。漫画雑誌を読む習慣もすっかりなくなり、現在では単行本化されて初めて知ることが多くなった。本作の作者・塀内夏子の作品でいうと、サッカーを題材にした「オフサイド」は読んでいた覚えがある。スポーツものには全然興味がないので流し読みする程度だったが、目に”障らない”絵柄は結構気にいっていた。本作は「実録&実線」「漫画入門」ということだが、実際の作法はもちろん、デビューするに至った経緯なども詳しく描かれていて、この道を目指す人らは参考になるのではないか。それにしても、この人、説明すること、人に伝えることがとてもうまいなあ。 |
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「俺と悪魔のブルーズ 1」 平本アキラ (講談社)\666 ★★★★★ ▲TOP 音楽を漫画で表現するというのは実に難しい。今まで読んだ中でうますなあと感じたのは「BECK」(ハロルド作石)のロックと「BLOW UP!」(細野不二彦)のジャズくらいのものだろうか。本作はブルース(ブルース)の世界について、実在した人物や事件もからめてのフィクションとして構成している。作者の他の作品は読んだことはなかったのだが、絵柄や作風も全然違っていて、本作品のほうはしばらく”追って”みる価値はありそう。たぶん計算づくのことなのだろうが、 価格が”666”円というところは芸が細かいね。 |