2008年に読んだ本
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01 「超」怖い話K(カッパ) 平山夢明 ★★☆☆☆



37 文学賞メッタ斬り!2007受賞作はありません編 大森望・豊崎由美 ★★★☆☆
02 どさんこソウルフード 宇佐見伸 ★★☆☆☆



38 文学賞メッタ斬り!2008たいへんよくできました編 大森望・豊崎由美 ★★★☆☆
03 社会派くんがゆく!復活編 唐沢俊一・村崎百郎 ★★☆☆☆



39 あなたも作家になれる 高橋一清 ★★★☆☆
04 宇宙はくりまんじゅうで滅びるか? 山本弘 ★★☆☆☆



40  曽根圭介 ★★★★
05 虚空に向かって猫が啼く 西浦和也 ★☆☆☆☆



41 日本“怪奇”伝説 不思議ナックルズ編集部 ★★★☆☆
06 異形コレクション読本 井上雅彦・編 ★★★☆☆



42 怖い話はなぜモテる 怪談が時代を超えて愛される理由 稲川淳二・平山夢明 ★★☆☆☆
07 超怖い話 Λ(ラムダ) 加藤一・編 ★☆☆☆☆



43 お客に言えない原価の秘密 情報取材班 ★★☆☆☆
08 ダブルアップ ハセベバクシンオー  ★☆☆☆☆



44 魔獣児 菊地秀行 ★☆☆☆☆
09 ビッグボーナス ハセベバクシンオー ★☆☆☆☆



45 コンドルズ血風録! 勝山康晴 ★★★★
10 たぶん最後の御挨拶 東野圭吾 ★★☆☆☆



46 恐怖箱 蛇苺 深沢夜・原田空・つくね乱蔵 ★★☆☆☆
11 あの頃ぼくらはアホでした 東野圭吾 ★★☆☆☆



47 恐怖箱 老鴉瓜 鳥飼誠・矢内倫吾・渡部正和 ★★☆☆☆
12 D級都姿伝説 成田青央 ★☆☆☆☆



48 九十九怪談 第1夜 木原浩勝 ★★☆☆☆
13 カンタン刑 式貴士 ★★☆☆☆



49 禁盗作コピペ病 コピー&ペースト研究会 ★★★★
14 怪医 雨宮淳司 ★☆☆☆☆



50 1973年のピンボール 村上春樹 ★★☆☆☆
15 孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義 津本陽 ★★★★



51 新耳袋大逆転 直撃現代百物語 ギンティ小林 ★☆☆☆☆
16 UFO学入門 伝説と真相 皆神竜太郎 ★★★★



52 怪奇事件はなぜ起こるのか  小池壮彦 ★★☆☆☆
17 THE QUIZ椙本孝思 椙本孝思 ★★☆☆☆



53 ブルース・リー最後の真実 松宮康生 ★★☆☆☆
18 と学会年鑑 AQUA と学会 ★★★☆☆



54 恐竜は哺乳類だった! くつがえる科学の定説 飛鳥昭雄 ★★☆☆☆
19 漫画家アシスタント物語 イエス小池 ★★☆☆☆



55 ネット詐欺の手口 現代犯罪の実情 山瀬和彦 ★☆☆☆☆
20 僕たちの好きだった革命鴻上尚史 鴻上尚史 ★★★★



56 クライマーズ・ハイ 横山秀夫 ★★★☆☆
21 「極」怖い話 加藤一・編 ★★☆☆☆



57 チャット隠れ鬼 山口雅也 ★★★☆☆
22 図説表示のカラクリ 表示の謎研究会 ★★☆☆☆



58 科学の謎 未解決ファイル 日本博学倶楽部 ★★☆☆☆
23 なんもかんも北海道だべさ!!北の大地はなんまら旨いべや! 千石涼太郎 ★★★☆☆



59 世界未確認生物UMA画像300 山口敏太郎・監修 ★★★★
24 封印されたミッキーマウス  安藤健二 ★★☆☆☆



60 「超」怖い話Δデルタ 平山夢明 ★☆☆☆☆
25 殺戮迷宮 菊地秀行 ★☆☆☆☆



61 「超」怖い話Бヴェー 平山夢明 ★★☆☆☆
26 ゆうばり映画祭物語 映画を愛した町、映画に愛された町 小松沢陽一 ★★★★★



62 前田慶次郎 天下無双の傾奇者 近衛竜春 ★☆☆☆☆
27 千住家にストラディヴァリウスが来た日 千住文子 ★☆☆☆☆



63 天皇家の謎 これ一冊で皇室の歴史が理解できる! 歴史雑学探究倶楽部 ★★☆☆☆
28 Aコース 山田悠介 ★☆☆☆☆



64 ドラゴンUMAの謎と恐竜オーパーツ 飛鳥昭雄・三神たける ★★★☆☆
29 透明な力 不世出の武術家佐川幸義 木村達雄 ★★☆☆☆



65 「超」怖い話 A(アー) 平山夢明・加藤一 ★☆☆☆☆
30 オタク学入門 岡田斗司夫 ★★★★



66 たけみつ教授の「怪談」と日本人武光誠 武光誠 ★★☆☆☆
31 ウルトラマン誕生 実相寺昭雄 ★★☆☆☆



67 「超」怖い話 γ(ガンマ) 平山夢明・加藤一 ★☆☆☆☆
32 [実録]放送禁止映像全真相 封印解除 三才ムック ★★★★



68 予言者ジュセリーノの疑惑 晋遊舎ブラック新書編集部 ★★☆☆☆
33 三四郎はそれから門を出た 三浦しをん ★★★☆☆



69 「超」怖い話 Η(イータ) 平山夢明・加藤一 ★☆☆☆☆
34 怪談実話系 書き下ろし怪談文芸競作集 「幽」編集部・編 ★★☆☆☆



70 夜市 恒川光太郎 ★★☆☆☆
35 百物語 第七夜 平谷美樹・他 ★★☆☆☆



71 「超」怖い話 Θ(シータ) 平山夢明 ★☆☆☆☆
36 隣之怪 蔵の中 木原浩勝 ★★☆☆☆












「「超」怖い話 Θ(シータ)」 平山夢明 (竹書房文庫)\中古350 ☆☆☆☆ ▲TOP

 (2008/12/30)


「夜市」 恒川光太郎 (角川ホラー文庫)\514 ★★☆☆☆ ▲TOP
 角川書店で主催している「日本ホラー小説大賞」の受賞作。前評判は高かったのだが、文庫になるまで様子待ちしていた一冊。解説や選評にもあるとおり、この作品、ホラーというよりも明らかにファンタジーの部類に入るだろう。確かに描かれる世界観は異質なもの奇妙で不気味なものだが、そこここに漂っているほのぼのとした懐かしい雰囲気は、ファンタジーというかお伽噺のそれのような気がしてならない。こういう雰囲気の作品もホラーとしてひと括りにしてしまうとは、ひと昔前のSFのように拡散が始まっているのだろうか。物語自体はとても叙情的で、どこか漫画の「百鬼夜行抄」に似ている気がした。
(2008/12/28)


「「超」怖い話 Η(イータ)」 平山夢明・加藤一 (竹書房文庫)\中古350 ☆☆☆☆ ▲TOP

 (2008/12/26)


「予言者ジュセリーノの疑惑」 晋遊舎ブラック新書編集部 (晋遊舎)\1200 ★★☆☆☆ ▲TOP
 稀代の予言者か、はたまたペテン師か、ノストラダムス以来の予言ブームになるか?というほどの売名ぶり。本書はその疑わしい部分について解説しているのだが、そもそも、事件が起こってからそれを予言していたと公表するという手法が所詮マジックなのではないだろうか。いろいろな予言の内容と的中率を比較して化賭けている本なまだが、それを見ただけでも論理的につじつまのあわない部分が多数。残念ながら、ホンモノとはいえないよう。盲信的な信者が多数いるという現実がどうにも信じられないのだが。
(2008/12/24)


「「超」怖い話 γ(ガンマ)」 平山夢明・加藤一 (竹書房文庫)\中古350 ☆☆☆☆ ▲TOP
 本作は、怪談というよりは、死体とか生理的に「気持ち悪い話」が満載だった。とはいえ、これだけの実話(系?)を蒐集するというのもたいへんな労力だろう。なにより、その聞いた話を再構成して読み物として成立させる筆力はたいしたものである。
(2008/12/22)


「たけみつ教授の「怪談」と日本人」 武光誠 (リイド文庫)\500 ★★☆☆☆ ▲TOP
 怪談を通して、日本の時代時代の様相を読みとっていこうという企画。結構構成はしっかりしていて、古代から中世、近代へとその特徴をよく押さえてはいると思う。ただ、この中で提唱されている怪談の形式分類は今ことつ納得できるものではない。内容も厚さも手軽で、2時間たらずで読破。読み物としては手頃かも。
(2008/12/17)


「「超」怖い話 A(アー)」 平山夢明・加藤一 (竹書房文庫)\中古350 ☆☆☆☆ ▲TOP
 「超」怖い話の新シリーズ開始作。書店で見たことはあったのだが、しょせん粗製濫造の企画モノだと考えて手を出さなかったのである。実際その後の編者・平山夢明の活躍などを聞き及び、あらためて読んでみることにした。正直、都市伝説に毛が生えた程度の話ばかりで、「新耳袋」には遠く及んではいない。
(2008/12/12)


「ドラゴンUMAの謎と恐竜オーパーツ」 飛鳥昭雄・三神たける (学研)\950 ★★★☆☆ ▲TOP
 UMA飛鳥本の最新刊。あいかわらず、自説を正当化するための捏造(?)写真のオンパレード。どう考えても都合がよすぎるんだよなあ。ただ単に恐竜には体毛が生えていてほ乳類の特徴をもっていた、というだけならば「乗って」もいいんだけど、この人、河童がプラズマを放射するとか、全然いい加減なんだもの。今回はオーパーツがらみということで、アカンバロ遺跡やらピラミッドの建造に関わるUMA話もたくさん載っているのだが、結局はそれが天地創造、モルモン教の教義に強引に結びつけられてしまうのは興ざめするところ。出てくる写真も、ますます鮮明なものになってきてるし、それだけに粗か目立つしなあ。
(2008/12/11)


「天皇家の謎 これ一冊で皇室の歴史が理解できる!」 歴史雑学探究倶楽部 (学研)\500 ★★☆☆☆ ▲TOP
 ひさしぶりに歴史を教える立場になったので、題名に惹かれて購入。田とかに歴史の縦軸だけではなく、こういった横軸、枝葉にあたる部分を読んでいくと、今までに見えなかった新しい発見があったりもする。歴史好きってのは、こういうところから始まるのかも知れない。
(2008/12/05)


「前田慶次郎 天下無双の傾奇者」 近衛竜春 (PHP研究所)\900 ☆☆☆☆ ▲TOP
 漫画「花の慶次」がなかなかに面白かったので買ってみたのだが、読み比べてみると、さすがに史実とはずいぶん違っているようで。その割にこの文庫の表紙絵は漫画を意識しているところが面白い。戦国時代の兵法や布陣、城の様子など、歴史好きの人にはうってつけの本かも。
(2008/12/03)


「「超」怖い話Бヴェー」 平山夢明 (竹書房文庫)\580 ★★☆☆☆ ▲TOP
 今回は、現代的な話だけではなく、なんか昭和の時代の話が多かったような気がする。そういう実話はディティールが細かくて、体感的に怖い気がするのだが。
(2008/11/28)


「「超」怖い話Δデルタ」 平山夢明 (竹書房文庫)\580 ☆☆☆☆ ▲TOP
 「超」怖い話のシリーズ初期の本。このシリーズはたぶんたいしたことはないと通過してきたのだが、結構実話系の中では面白いのかな、と。引っ越し先に出てくる怪、というのがなんか現代的。
(2008/11/21)


「世界未確認生物UMA画像300」 山口敏太郎・監修 (ダイアプレス)\600 ★★★★☆ ▲TOP
 UMAの写真については結構死霊として見ているはずなのだが、まだまだ知らないものがあったんだなあ。並木本みたいに分掌で綴られているのも読むけど、やっぱりこういう写真で視覚的に訴えるのが一番。これ、コンビニ廉価本じゃなくて、普通の新書で出しても売れると思うんだけど。
(2008/11/17)


「科学の謎 未解決ファイル」 日本博学倶楽部 (PHP文庫)\514 ★★☆☆☆ ▲TOP
 いつもながらの雑学本。医学や宇宙、生物などさまざまな謎について、いろいろな学説が紹介されている。宇宙の誕生や小惑星の衝突に関する話が特に面白かった。
(2008/11/14)


「チャット隠れ鬼」 山口雅也 (光文社文庫)\540 ★★★☆☆ ▲TOP
 病院の売店で購入。推理作家が描くネットの世界ということで、どうせ薄っぺらな世界観だろうと予想して読み始めたのだが、なかなかどうして、狭い範囲ながらチャットにハマる人間の心理等、結構うまく描いているではないか。「THE CHAT」には及ばぬものの、様々なトリックや「引っかけ」を駆使ししての小説で、結構すんなりと読み通すことができた。チャット画面を表現するという性質上、横書きの版型をしているのだが、ちょっとそれが読みづらかったかも。暇な時に読むにはうってつけの一冊。
(2008/10/31)


「クライマーズ・ハイ」 横山秀夫 (文春文庫)\660 ★★★☆☆ ▲TOP
 いろいろなところで評価が高かったので、いつかは読んでみようと思っていた一冊。御巣鷹山墜落事故をベースにしているのだが、実際には地方紙の取材と報道の実際、派閥争いなどを描いた社会派の物語。ミステリーとして紹介されることが多かった気もするのだが、それはちょっと違うんじゃないかという気もする。結構厚くて、読破にどれくらいかかるかと思ったが、それほどでもなかったのが作者の筆力か。
(2008/10/24)


「ネット詐欺の手口 現代犯罪の実情」 山瀬和彦 (データハウス)\1890 ☆☆☆☆ ▲TOP
 しばらく前に買ったのを引っ越し荷物から引っぱり出して読んだので、ちょっと記述や情報が古くなっている部分があるのはご愛嬌。題名どおりネット詐欺の手口について解説しているのだが、法律やネットオークションに関する記述が多すぎるのがちょっと気になった。だまされる側の心理やハッキングのテクニックという方向ではなく、実際にあった事件の事例を並べた、という感じ。
(2008/10/17)


「恐竜は哺乳類だった! くつがえる科学の定説」 飛鳥昭雄 (徳間書店)\660 ★★☆☆☆ ▲TOP
 いつもながらの飛鳥節炸裂。まず恐竜ほ乳類説が先にあり、それを補うための自説をどんどん補強している。モルモン教というバックボーンがあるせいで、聖書に書いてあることはすべて真実、自分にとって都合のいい説で互いに補強しあっているため、一見真実のように思えてしまうところがミソ。でも載せているUMA写真はみんな作りものっぽいし。とにかく飛鳥説満載の一冊。
(2008/10/13)


「ブルース・リー最後の真実」 松宮康生 (ゴマブックス)\1680 ★★☆☆☆ ▲TOP
 ブルース・リー没後35周年の便乗本、か。どれだけ需要があるものなんだろうとは思ってみるものの、俺自身のようにこうして懐かしさから手にとる人間は同世代には結構いるんじゃないかな。ジェット・リー、ジャッキー・チェン、と時代を遡っていくと、やっぱりカンフー映画の始祖はブルース。リーできまりだろう。とにかく、リアルに強そうな人間だったし。そうそう、あの頃は日本中の少年がヌンチャクを振り回していたんだよなあ(遠い目)。
(2008/10/09)


「 怪奇事件はなぜ起こるのか 」 小池壮彦 (洋泉社)\1365 ★★☆☆☆ ▲TOP
 副題は、「生き人形」から「天皇晴れ」まで。確か、不思議ナックルズとかそのへんの実話系カストリ誌に載っていた記事をまとめたもの。怪奇事件や犯罪を、それぞれの時代の特性と照らし合わせて考証しているが、簡単に言ってしまえば陰謀本と言ってもいいかも。憶測と深読みとハッタリで組み立てているような印象もあるのだが、そのウサンクササがなんともいえず心地よくなってきたりするから不思議だ。
(2008/10/08)


「新耳袋大逆転 直撃現代百物語」 ギンティ小林 (洋泉社)\1365 ☆☆☆☆ ▲TOP
 「新耳袋」に登場した心霊スポットに直撃取材に向かう、というテーマに基づいて書かれた2冊目。まあそれほど面白さを感じなかったりもするのだが、結構本家の文体や体裁を真似るなど芸の細かいところが気に入っていたりもする。この本で書かれている一連のレポートがDVDになっていて、それをレンタルで借りたのだが、実はひとりでは怖くて観ることができなかったのだ。
(2008/10/06)


「1973年のピンボール」 村上春樹 (講談社文庫)\420 ★★☆☆☆ ▲TOP
 20歳ぶりぐらいで読み返した一冊。そうそう、この表紙だったよ!ああ、若い頃はこういう渇いた文体がcoolだと思っていたんだよなあ。たぶん大瀧詠一とか山下達郎とか南佳孝とか、そのへんに浸るのが時代だったんだよ。今読み返してみると、確かに洒落てはいるんだけど、青臭いスカした感じに思えてしまうのは、やっぱり自分が歳くったからなんだ。つまり、そういうことだ(村上春樹調で笑)。
(2008/10/03)


「禁盗作コピペ病」 コピー&ペースト研究会 (茜新社)\500 ★★★★☆ ▲TOP
 副題が「インターネット時代の哀しき現代病 模倣に取り憑かれた人々」。昨今話題になっている多種ジャンルにみられる盗作や剽窃についてまとめていね一冊。本文の中でも書かれているが、インターネット時代になったことによって、自分がその資料を持っていなくてもネット上で閲覧することが可能になったため、これだけ多数の事例が明らかになったのだろう。文学はもとより、マンガのトレース疑惑など、一時話題になったような事件はほとんど網羅されている。ぜひ進めたい一冊。
(2008/09/26)


「九十九怪談 第1夜」 木原浩勝 (角川書店)\1260 ★★☆☆☆ ▲TOP
 「新耳袋」再び、という狙いなのだろうが、なまじあの作品群が感性されていたばかりに新味が感じられないのがちょっと残念。まあ、第一夜ということで今後もシリーズ化していくようだから今後の展開と新たな都市伝説化に期待、といったところか。
(2008/09/19)


「恐怖箱 老鴉瓜」 鳥飼誠・矢内倫吾・渡部正和 (竹書房文庫)\630 ★★☆☆☆ ▲TOP
 「超−1」から輩出された新人作家による実話怪談連作集。前回の「蛇苺」に比べれば、生理的に嫌悪をもよおすような話が増えているような。後味の悪い話、嫌な話は多いのだが、恐怖心を喚起するようなレベルとは…。
(2008/09/12)


「恐怖箱 蛇苺」 深沢夜・原田空・つくね乱蔵 (竹書房文庫)\630 ★★☆☆☆ ▲TOP
 「超−1」から輩出された新人作家による実話怪談連作集。各作家の持ち味というのがあるのだろうが、あまりそれを意識させないような構成になっている気がする。ちょっとした短編小説の元ネタになりそうな話や、日常生活の中に「紛れ込んで」きたような不思議な話はあるにはあるが、思い出して怖くなるような話は残念ながら、なし。
(2008/09/04)


「コンドルズ血風録!」 勝山康晴 (ポプラ文庫)\609 ★★★★☆ ▲TOP
 コンテンポラリーダンスというジャンルの括りでいいのだろうか、学生服に身を包んだパフォーマンスで知られるコンドルズの結成に関わるドキュメント。こういう青春モノやバックステージを描いた物語には弱いんだよなあ。文体はどこかで読んだことがあるような、流れるような口調。ああ、学生時代を描いた、といえば、「太陽の塔」(森見登美彦)がこんな感じだったか。それと、ゴスペラーズのメンバーの書いたッセイもこんな雰囲気だったかも。興味があったので、コンドルズの舞台が見てみたくなってYouTubeで検索してみたが、残念ながら見つからず。
(2008/09/01)


「魔獣児」 菊地秀行 (徳間文庫)\620 ☆☆☆☆ ▲TOP
 たまにやるのだが、病院の売店に行って、たまたま目についた本を買ってみた。菊地秀行は売れ始めの頃、「バイオニック・ソルジャー」シリーズを読んで、その知識の豊富さとオタク心をくすぐる使い方にシビレたものだが、多作になってからはぜんぜん読まなくなってしまった。この作品は、俺も昔読んだことのある「妖獣都市」からのスピンオフ作品。子供達の世代に話が受け継がれたということは、これ、脈々と繋がっていくのかなあ。そこまでするほどのことはないテーマだと思ったりするんだけど。
(2008/08/27)


「お客に言えない原価の秘密」 情報取材班 (青春出版社)\580 ★★☆☆☆ ▲TOP
 一冊読んでおくと、結構使える雑学本。さまざまに業種や物品にわたる原価が紹介されている。特に、コンビニやファーストフードで売られている物品の項を見ると、買い物をするたびに結構頭に浮かんだりして面白い。薄利多売の店がどうやって利益を出しているのかいつも不思議だったのだが、なるほどこういうカラクリが。
(2008/08/20)


「怖い話はなぜモテる 怪談が時代を超えて愛される理由」 稲川淳二・平山夢明 (情報センター出版局)\1365 ★★☆☆☆ ▲TOP
 怪談といえばこの人、ということで稲川淳二を捲いての対談をまとめた本。インタビュアーである平山夢明も含めて、その原体験などが語られている。ただ、正直いってこの本で何を伝えたかったのかが不明…。
(2008/08/13)


「日本“怪奇”伝説」 不思議ナックルズ編集部 (ミリオン出版)\500 ★★★☆☆ ▲TOP
 雑誌・不思議ナックルズに収録された怪奇事件を採録したもの。山の牧場、生き人形、三角屋敷、京都幽霊マンション、と怪談マニアなら誰でも知っている、それ以外には全然しられていない事象について、実際に現地に行ったり関係者にインタビューして構成されている。
(2008/08/11)


「鼻」 曽根圭介 (角川ホラー文庫)\590 ★★★★☆ ▲TOP
 角川ホラー大賞短編受賞作ということで。表題作は視点がいろいろと変化して途中こんがらがりそうにもなったが、伏線も効いていて、ドンデン返しとまでは言わないが、うまくできている。ひと昔前までは推理小説からSFとして成立していたようなジャンルなのだが、昨今はこういうのをホラーと呼ぶのか。山田悠介を読んだときにも思ったが、映画「SAW」の影響って実は凄いんじゃないだろうか。残酷描写、奇妙な伏線、意外な結末、犯人当て、といったところが。
(2008/08/08)


「あなたも作家になれる」 高橋一清 (KKベストセラーズ)\1429 ★★★☆☆ ▲TOP
 ハウツー本とはちょっと趣が違う。芥川賞・直木賞の専攻がどのように進み、どうやって結果が通知されてくるのかなど、全然知ることのなかったことがたくさん書かれている。特にデビューからどのような作家生活が始まるのかとか、選考委員の目に留まるためにはどのような点に気をつければいいのかなど、作家を(本気で)目指す人にはいい指南書になるかもしれない。
(2008/07/30)


「文学賞メッタ斬り!2008たいへんよくできました編」 大森望・豊崎由美 (PARCO出版)\1400 ★★★☆☆ ▲TOP
 
(2008/07/25)


「文学賞メッタ斬り!2007受賞作はありません編」 大森望・豊崎由美 (PARCO出版)\1200 ★★★☆☆ ▲TOP
 
(2008/07/21)


「隣之怪 蔵の中」 木原浩勝 (メディアファクトリー)\1200 ★★☆☆☆ ▲TOP
 「新耳袋」の作者による新シリーズ。さすがに旧シリーズと体裁や表現の仕方が似通っている、といった印象。取材範囲が広いのでいろいろなシチュエーションや今まで聞いたことのないようなタイプの怪談が読めるのが売り、かも。
(2008/07/16)


「百物語 第七夜」 平谷美樹・他 (ハルキホラー文庫)\620 ★★☆☆☆ ▲TOP
 これが最後、これが最後といいつつ第7集に突入。新しい書き手を迎えてはいるが、レベルとしては一定に保たれているところがさすが。もっと息の長い「超怖い話」に比べると巻数こそすくないものの、怖さはこちらのほうが上かも。
(2008/07/14)


「怪談実話系 書き下ろし怪談文芸競作集」 「幽」編集部・編 (メディアファクトリー)\552 ★★☆☆☆ ▲TOP
 結構豪華な作家陣による実話系怪談短編集。実話「系」と銘打っているとおり、ああこれは創作だな、と感じさせるものも。怖い、というよりもいろいろな文体や着想を楽しむための本と家ばいいか。
(2008/06/30)


「三四郎はそれから門を出た」 三浦しをん (ポプラ社)\1600 ★★★☆☆ ▲TOP
 作家三浦しをんによるブックガイド。と言ってもその体裁をとっているだけで、実再には日常生活の中で起きた出来事や思い出をコミカルに綴ったエッセイである。ブッグガイドとしては、特に著者としてのお薦め感を感じることもなく、さして購読欲をそそられることはなかったが、エッセイとしては十分楽しめるものになっている。
(2008/06/27)


「 [実録]放送禁止映像全真相 封印解除 」 三才ムック (三才ブックス)\500 ★★★★☆ ▲TOP
 現在放送禁止となっている映像作品について、その真相を追った本。「封印されたミッキーマウス 」の映像版といったところ。いろいろなところで紹介され尽くされているが、ウルトラセブンの幻の第12話「遊星より愛をこめて」についての言及が興味深かった。少年誌の付録で紹介された「ひばく星人」という名称が元で抗議活動が始まって封印されるまでの経緯があるのだが、抗議の中心となった一家というのがいて、これがなんだか思想的にどえも…というイメージがある。この映像は二度と市場には出ないだろうと思われているのだが、なぜか俺の手元には劣化したコピーの動画ファイルがあつたりして。
(2008/006/20)


「ウルトラマン誕生」 実相寺昭雄 (ちくま文庫)\998 ★★☆☆☆ ▲TOP
 「ウルトラマン」シリーズの監督として有名な作者による当時の懐古話。特撮マニアにはたまらないだろうな、と思う。以前にどこかで読んだ気がすると思っていたら、何冊かの本をまとめて一冊にしたそう。どうりで、という感じだが、こうやって一冊にまとめたほうが確かにテーマとしてまとまりのあるものには仕上がっている。ただ、読者の年齢層を選ぶというのも確かで、ちょっと世代がズレると何も興味が湧かないのだろうなあ。
(2008/06/13)


「オタク学入門」 岡田斗司夫 (新潮文庫)\629 ★★★★☆ ▲TOP
 これは、オタクという人種のものの考え方、こだわりについて知るには格好の入門書である。興味のない人間には全然理解されないところだろうが、こだわってみるとどういう所に目がいくのか、どういう考え方をするのか、ということがよくわかる。世代的には岡田氏は俺より4つ上でしかないのだが、ずいぶんと年長で深く見える。これはやっぱり、オタクとして知識を蓄積していくだけではなく、新しい何かを生み出そうとする姿勢にわるものなのかも知れない。最近ダイエット本を出したということだが、なんとその減量50Kg。これはダイエットの方法だけではなく、その意志の強さにもよるものだろう。さすがにこだわりの強さが、といったところか。
(2008/06/09)


「透明な力 不世出の武術家佐川幸義」 木村達雄 (講談社)\1700 ★★☆☆☆ ▲TOP
 弟子である筆者が、合気柔術家・佐川幸義の言葉を中心に綴った本。一種「論語」のような。「孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義」は外部の人間ニヨルルポルタージュであったが、内弟子の目から見、体で感じた”合気”というものについて、細かく記述されている。合気は「理」だとよく言われているが、実際のところは「気」とかそういう神秘的な力と言わざるをえない。ただ、一度身につけた合気は年をとっても衰えないとよくいうが、実際は違うらしく、またそれを身につけるにも相当の鍛錬が必要だというのは実に正直でいいと思った。
(2008/06/04)


「Aコース」 山田悠介 (幻冬舎文庫)\480 ☆☆☆☆ ▲TOP
 山田氏のデビュー作「リアル鬼ごっこ」は漫画でしか読んでいない。ネットや書評を中心として、その文章力の拙さが結構話題になっているのと、このところの量産ぶりがどうにも薄っぺらいものに感じられたから。本作はたまたまバーチャル・リアリティーをテーマにしていたので読みやすいかな、と思って。この手の小説で俺が一番面白いと思っているのは、川又千秋の「狂走団」(角川文庫)に入っている短編だったが、パソコンもまだ普及していない時代にバーチャル・リアリティーを予見させる凄い物語だった。なんて物語だったかな?川又氏、今は戦記物で有名だが、俺くらいの年代だとSF作家としての存在感が大きいんだよなあ。
(2008/06/02)


「千住家にストラディヴァリウスが来た日」 千住文子 (新潮社)\380 ☆☆☆☆ ▲TOP
 バイオリニストの娘がストラディヴァリウスを手に入れるまでの苦闘を、母の視点から綴っているのだが、なんか神秘的な巡り合わせがあったかのような書き方が随所に登場し、宗教的なバックボーンでもあるのかと疑ってしまった。音楽家の日常については若干しか触れられていないし、母親が娘の苦労話を自慢しているような、なんかそんな風に思えてしまう。
(2008/05/30)


「ゆうばり映画祭物語 映画を愛した町、映画に愛された町」 小松沢陽一 (平凡社)\1680 ★★★★★ ▲TOP
 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の立ち上げからプロデュースにまで関わった人物によるドキュメント。こうして読んで見ると、やっぱり出だしは映画愛よりも町おこしだったんだなあ、とつくづく思う。ただ、それをあの町の規模で住民を巻き込んで成立させ発展させていったのだから、やっぱり凄いことだったのだろう。思えば、スプラッタ・ホラーが市民権を得たのも、こういう草の根的な映画祭の存在を欠かすことはできないだろうし。この映画祭の成功の陰で尽力した人の苦労と、それを支えた映画人のエピソードを読むと胸が熱くなった。
(2008/05/26)


「殺戮迷宮」 菊地秀行 (光文社文庫)\600 ☆☆☆☆ ▲TOP
 病院の売店で購入。魔界都市シリーズはもう量産しすぎてとても追いかける気力もない。やっぱり初期のシリーズのほうがずっと良かったよなあ。だいたい、菊地氏の枕詞であった(夢枕獏もそうだけど)セックス&バイオレンスの荒々しさはすさかり息を潜めていて、まあそれでもこのスピード感というのはたいしたものだとは思うのだけど。
(2008/05/21)


「封印されたミッキーマウス 」 安藤健二 (洋泉社)\1300 ★★☆☆☆ ▲TOP
 まことしやかに語りつがれている都市伝説の真相を取材でアキラかなしていくその過程は実に面白い。表題になっている事件は、小学校の卒業記念にプールの底に描いたミッキーマウスの絵が、著作権法に触れるとしてディズニーの抗議で消させされたというものだが、当時の新聞や教職員からの聞き取りなどをもとに真相が明らかにされている。ミステリー仕立てと言う感じもあり、これはなかなか知的好奇心を刺激される読み物だった。
(2008/05/16)


「なんもかんも北海道だべさ!! 北の大地はなんまら旨いべや!」 千石涼太郎 (双葉社)\600 ★★★☆☆ ▲TOP
 昨今流行りの北海道本。今までに刊行されたものも結構読んではいたのだが、書店では平積みになっているところも多く、これは観光と併せてブームを狙っていたのかも知れない。ただ、道外の人にしてみると全然身近ではないものばかりなので、ピンと来ないんし゜ゃないかとも思う。
(2008/05/12)


「図説表示のカラクリ」 表示の謎研究会 (彩図社)\115 ★★☆☆☆ ▲TOP
 こういう図解本はウンチクの元としてはあまり記憶二の凝らないのだが、いろいろなジャンルの表示について知るのは楽しかった。特に、ポイントカードでよく使われている銀裏や金裏のコーティングの部分、あそこにどうやって印字するのだろうと常々疑問に思っていたので、その仕組みが知れただけでもよかったかも。ただ、2回読み返すことはないのかと…。
(2008/05/07)


「「極」怖い話」 加藤一・編 (竹書房文庫)\600 ★★☆☆☆ ▲TOP
 超怖い話シリーズの名編者による実話怪談。この手の死なしは巣でに語り尽くされていて、あとはどんなシチュエーションをどのように書き表すかでしか差別化がはかられなくなってしまっている。こういうのばっかり読んでると、何が面白くて何がつまらないのか、全然わからなくなってくるな。
(2008/04/25)


「 僕たちの好きだった革命 」 鴻上尚史 (角川学芸出版)\1785 ★★★★☆ ▲TOP
 北海道新聞の広告で、中村雅俊が主役でこの芝居をすることを読み、五行程度のあらすじを読んだだけで原作が読みたくなってしまった。俺自身の学生時代と安保闘争の時代とは時期がずれるのだが、昔読んだつかこうへい「初級革命講座 飛龍伝」あたりでその当時の雰囲気を知り、この日本人による革命という奇妙なテーマに惹かれるようになったものである。物語は、昏睡していて中年の肉体になってしまつた主人公と現代の高校生との考え方、感じ方のギャップの大きさが面白さを醸し出している。中年以降の年代の人にはおすすめ。
(2008/04/21)


「漫画家アシスタント物語」 イエス小池 (マガジンマガジン)\1300 ★★☆☆☆ ▲TOP
 漫画家・ジョージ秋山のアシスタントを30年も勤めた作者による、漫画とのつきあいを振り返った本。本人が言っているように、これだけ漫画と向き合いながら、結局この人は一本立ちできないまま人生を終えていくんだなあ、としみじみと予見させるような内容。自分でもそれがわかっている今、作者はそのことをどう考えているのだろう。
(2008/04/18)


「と学会年鑑 AQUA」 と学会 (楽工社)\1575 ★★★☆☆ ▲TOP
 おなじみのと学会本。トンデモ本大賞は楽しみではあるが、こういろいろな会員が入れ替わり立ち替わり登場するのはどんなもんだろう、できればこのへんで、レギュラーメンバーの腰をすえた発表がみたいと思うのは俺だけなのであろうか。
(2008/04/14)


「THE QUIZ」 椙本孝思 (アルファポリス)\1155 ★★☆☆☆ ▲TOP
 俺のおすすめ本「THE CHAT」の作者によるミステリー。ところが、これは映画「SAW」の影響もあるのだろうか、まるで山田悠介の量産本ででもあるかのような、唐突な始まりと謎の連鎖。俺がこの作者に求めているのは二転三転のドンデン返しのトリッキーな面白さであり、こういう人の意表を突こうとするあざとさでないのである。そうてう意味で、ちょっとがっかりしてしまった。
(2008/04/11)


「UFO学入門 伝説と真相」 皆神竜太郎 (楽工社)\1680 ★★★★☆ ▲TOP
 と学会のデバッガーが、著者を語るうえでの枕詞であるが、本書も世界のUFO界でよく知られている大きな事件について、その経緯から考察まで、まさにUFO学といっていいほどの科学的(懐疑的?)な考証をすすめている。今までとは違った角度からのアプローチがあるわけではないが、実際にあったこと、事実をもとに事件の真相に迫ろうとする態度は十分うかがうことができる。
(2008/04/07)


「孤塁の名人 合気を極めた男・佐川幸義」 津本陽 (文芸春秋)\1500 ★★★★☆ ▲TOP
 合気柔術の名人・佐川幸義の人生とその武術の姿を描き出した、ドキュメンタリーのような作りの本。作者自身が武術を修行した経験をもち、実際に合気柔術に入門しているところが、さまざまな描写や精神性を語るうえでの強みになっている漫画「拳児」で初めて佐川師範のことを知ったが、原題に実際に合気の使い手が存在し、その技が伝えられているというのは、ちょっと信じがたいのだが…。
(2008/04/04)


「怪医」 雨宮淳司 (竹書房文庫)\630 ☆☆☆☆ ▲TOP
 超怖い話シリーズ作家のソロ作品。だいめいどおり、病院にまつわる実話怪談が多い、ということは、何となくそこに出てくる話も想像がついたりして。実際の病棟で起こった話か、廃墟になった表院の箸か、である。けっこうステレオタイプの話ばかりだったのが残念。
(2008/03/28)


「カンタン刑」 式貴士 (光文社文庫)\660 ★★☆☆☆ ▲TOP
 昔から怖い話が話題なると必ずこの本の名前が挙げられていたのだが、ようやく文庫で買って読むことが出来た。実際に読んでみた感想はというと、筒井康隆の初期SFから悪ふざけの部分を抜いて生理的に気持ち悪い部分だけ遺した感じ。確かに、自分がこういう状況に置かれたらと考えると怖いといえば怖いのだが、生理的に気持ち悪い、汚らしい描写が多い、というのが実際のところではないだろうか。
(2008/03/21)


「D級都姿伝説」 成田青央 (MG BOOKS)\1365 ☆☆☆☆ ▲TOP
 D級と銘打っているだけあって、2度目は読む気がしない一冊。都市伝説に関わるような、どこかで聞いたような話とその焼き直しのような話ばかり。怖い、というよりも、そんな話もあったなと懐かしむような気持ちで。
(2008/03/17)


「あの頃ぼくらはアホでした」 東野圭吾 (集英社文庫)\552 ★★☆☆☆ ▲TOP
 これ、以前にも買ってよんでいるんだけど、ついつい読み返したくなって新らしく購入してしまった。タイトルが示しているとおり、明るく軽い内容のエッセイ集。いろいろと悩み事の多い年代の中高生にぜひとも読ませてあげたい一冊。こういう明るい話が書けるというのは作家として貴重な才能だと思う。
(2008/03/14)


「たぶん最後の御挨拶」 東野圭吾 (文芸春秋)\1260 ★★☆☆☆ ▲TOP
 エッセイ集。直木賞受賞記念に刊行したような気もするのだが。どちらかと言うと、幼少時からの自分の人生を振り返った自伝的な要素も含まれていかも知れない。作者いわく、最初で最後のエッセイ集ということであるが、俺としては推理小説はあまり読む気がしないので、こういう創作の裏に関わる文章をたくさん読ませてもらいたいところ。
(2008/03/03)


「ビッグボーナス」 ハセベバクシンオー (宝島社文庫)\680 ☆☆☆☆ ▲TOP
 この作者の本を読んだのは二度目になるが、今作はパチスロの攻略情報販売会社の裏話。パチンコ・パチスロ雑誌によく広告が載っているが、お兼ねを払ってどの程度のこう、見返りがあるものかといつも考えていたのだが、なるほど、よくできている。良質のマジックと同じで、うまい言い逃れとかわし方が求められる、要するに詐欺なのだな。
(2008/02/27)


「ダブルアップ」 ハセベバクシンオー (宝島社文庫)\700 ☆☆☆☆ ▲TOP
 テレビポーカーの店が舞台。このテレビポーカーというゲーム、雑誌で見てから一度やってみたいと思っていたのだが、やっぱり違法なのでできる場所もわからず。なにより、当たれば倍、外れたらゼロというハイリスク・ハイリターンの勝負をするだけの度胸は持ち合わせていないのだが。推理とかそういうものを求めず、ハードボイルドの入った風俗小説、というふうにとらえて読むといいのかも知れない。
(2008/02/20)


「超怖い話 Λ(ラムダ)」 加藤一・編 (竹書房文庫)\671 ☆☆☆☆ ▲TOP
 よくよく考えてみれば、古本で買ってもいいような気がするのだが、ついつい新刊で並んでいたので購入してしまった。ひとことで言うと、いつものシリーズのいつもの雰囲気の本、というところ。夏場にちょっとした暇がある時に読むぶんにはいいが、これ、今の季節読んでも全然感慨がないな。
(2008/02/04)


「異形コレクション読本」 井上雅彦・編 (光文社文庫)\820 ★★★☆☆ ▲TOP
 異形コレクションはシリーズ創刊からずっと買い続けているのだが、よっぽど興味のあるテーマの時以外は読まずに積んだままになっているなんせページ数が多くて…。それにしても、このシリーズが10周年。途中版元が変わったりもしたが、よくこのようなジャンルのシリーズが10年も続いたものである。俺が小学生の頃から読んできたホラーアンソロジーでいうと、角川文庫の「怪奇と幻想」、ハヤカワ文庫の「闇の展覧会」あたりということになるのか。あれらは海外作家の作品を翻訳していたから、読んでいて宗教観の裏打ちとかちょっとした文体とかに違和感があったりしたものだが、こちらは日本の作家によるもの、読みやすさではくらぶべきもないだろう。
(2008/02/04)


「虚空に向かって猫が啼く」 西浦和也 (竹書房文庫)\619 ☆☆☆☆ ▲TOP
 「超怖い話」出身の作者による実話怪談。題名がおどろおどろしてものになっているので、純和風の怪談集かと思ってしまった。どれがそうとは言えないが、なんとなく実話ではなく創作の部類に入る物語が含まれているように気がする、というのが読んでみての感想。そうそう怖い話が転がっているものだろうか?
(2008/01/30)


「宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?」 山本弘 (河出書房新社)\1600 ★★☆☆☆ ▲TOP
 と学会会長によるエッセイ集、といっていいのか。どこかで読んだような文章も含めて、どちらかというと本業のSF寄りの文章はなかなかマニアックで楽しめた。山本氏のポジションなのだが、今流行りのライトノベル系SFというふうに理解していいのだろうか。まだその小説は読んだことはないのだが、なんとなく題名を聞いただけで満足してしまうから不思議。たぶん、と学会本以外は読むことはないんだろうなあ。
(2008/01/23)


「社会派くんがゆく!復活編」 唐沢俊一・村崎百郎 (アスペクト)\1500 ★★☆☆☆ ▲TOP
 あまりに冊数が出過ぎていて、どこまで読んだのかたまにわからなくなる。というか、書店でみかけてパラパラ繰ってみるんだけど、一度読んだことがあるのかどうかが全然判別できないのである。シリーズものだけにずいぶんとこなれてきてはいるし、その年その年に起きた出来事を振り返るにはいい本なのだが、このあまりの偽悪趣味、たまに辟易することがあるんだよなあ。
(2008/01/16)


「どさんこソウルフード」 宇佐見伸 (亜璃西社)\1500 ★★☆☆☆ ▲TOP
 同作者の゛さんこ本が昨今続々と出版されている。それだけに、内容にも重複している部分が多々見られるのがちょっと残念。まあ、そろそろそういうのも出尽くしたふうな気もするので、今後どういう展開になっていくのかは興味があるんだけど。どさんこフードと言えば、室蘭やきとり、カレーラーメン、スープカレー、生キャラメルあたり?スープカレーだけはまだ経験ないんだけど、ああいう「ゆるい」カレーって美味いんだろうか?カレーシチューみたいなもん?
(2008/01/09)


「超怖い話K(カッパ)」 平山夢明 (竹書房文庫)\580 ★★☆☆☆ ▲TOP
 昨年も年のはじめの一冊目は怪談本だったんだが、まあ季節感が無くなってきた昨今である。平山夢明という著者名し、「超怖い本」シリーズで初めて知ったような気がしていたが、「鳥肌口碑」という実話怪談本ですでに読んでいたのだった。こういう実話系怪談は昨今結構コンテストが快哉されているということも知ったので、今年は何か書いてみようかな。
(2008/01/02)


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